- AnthropicがClaudeに振り返り機能「reflect」を追加したとITmedia NEWSが報道
- 「AIとの付き合い方を見直すために」という位置づけと報じられている
- 利用実態の可視化は集計から個人の履歴分析へと広がりつつある
AIツールの評価は、機能が増えたかどうかで語られることが多い。しかし、Anthropicが新たにClaudeに加えたのは、増やす方向とは逆の機能だった。ITmedia NEWSの報道によると、Claudeに「reflect」(振り返り)という新機能が追加されたという。これまでのやり取りを振り返り、AIとの付き合い方を見直すための機能だと報じられている。
具体的にどんなデータを分析し、何を提示するのかは、記事の本体からは明らかになっていない。手がかりになるのは、公開された画像に写る「『振り返り』作成中」という表示だけである。何かしらの分析結果を生成している最中であることは読み取れるが、それ以上の仕様は現時点で公表されていない。
ここで目を引くのは、振り返りの対象が「AIをどう使ったか」という、利用者自身の行動に向いている点だ。OpenAIが80万件のChatGPT利用を分析した調査のように、これまでAI企業各社が公表してきた利用実態の分析は、大量のログを集計して全体像を示す形が中心だった。reflectが向いている先はその逆で、集計された全体像ではなく、一人ひとりの使い方そのものである。
自分がAIに何を任せ、何を任せていないかを可視化する発想は、「AIを細かく指示するな」という指摘とも接点がある。細かく指示するか、まかせるかの線引きは、使う側の習慣によって決まる部分が大きい。ただ、その習慣を利用者自身が把握できているかどうかは、これまであまり問われてこなかった領域でもある。reflectのような機能がどこまで定着するかは、その問いにどれだけ答えられるかにかかっている。
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