- ナデラCEOが決算会見でCopilotのスーパーアプリ化を公式表明、今四半期中に統合着手
- 統合の主導はCopilot部門トップのJacob Andreou氏、狙いはAIツール乱立の解消
- OpenAIもChatGPT WorkでChatGPTとCodexを統合、AIツール集約は業界共通の動き
Microsoftが、AIアシスタント「Copilot」を一つの「スーパーアプリ」にまとめる計画を公式に認めた。CEOのサティア・ナデラ氏は決算会見で、チャット・コーディング支援・自律実行機能「Autopilots」を含む一連のCopilot体験を「今四半期中に一つのスーパーアプリへ統合する」と述べ、コンシューマー向けと法人向けの両方をまたぐ形で今年中の展開を目指すとThe Vergeが報じた。
この統合の輪郭は、5月時点でFortuneが先んじて報じていた。新設されたCopilot部門を率いるJacob Andreou氏の主導で、チャットボット・GitHub Copilot・Copilot Cowork・Autopilotという別々の顔を持つ製品群を一本化する構想だという。狙いは単なる機能追加ではなく、Google・OpenAI・Anthropicとの競争の中で乱立したAIツールの窓口を減らすことにある。
同じ動きはMicrosoft単独のものではない。OpenAIも、ChatGPTとコーディング支援ツールCodexを束ねた「ChatGPT Work」を投入したばかりだ。用途ごとに分かれていたAIツールを一つの入り口へ集約する流れは、両社が同じタイミングで選んだ答えという点で軽視できない。
利便性の向上として語られがちな統合だが、裏を返せば、単機能で勝負するツールが「入り口」を握られる側に回るという構造でもある。Microsoftの今四半期の売上高は900億ドルに達し、AIとクラウド事業がその押し上げ役だったとナデラ氏は述べている。スーパーアプリ化がどこまで浸透するかは、この先の続報を待つことになる。
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