音声サンプルでメモリスを試す
メモリスは、録音が終わったあとにAIが文字起こしと要約を作るAIボイスメモです。ここでは、難しそうな大学の講義と、脱線も言い直しもある会議の音声を、それぞれメモリスに渡して出てきた要約と並べました。物理を知らなくても、会議の中身を知らなくても、要約の方は読めるはずです。音声はダウンロードして、自分のスマホでも同じことを試せます。
この講義を渡すと、こうなる
文系・理系が混在する一般教養の物理、秋学期第6回の後半です。前回の「光の速さは誰から見ても同じ」から続けて、同時の相対性と時間の遅れを扱い、GPSの補正の話を経て、最後にレポート・予習・中間試験の事務連絡があります。先生は板書しながら、途中で式を言い直したり、数字を言い間違えて訂正したり、脱線したりします。
メモリスの実際の出力
タイトル
特殊相対論の同時性・時間の遅れとGPS補正
要約
光速不変を出発点にした特殊相対論の後半講義
前半の復習として、「光の速さは誰から見ても同じ(秒速30万km)」という光速不変が確認された。通常の速度は足し算されるが、光だけはそうならない。この事実を出発点に、同時性と時間の進み方がどう変わるかを説明する内容だった。
同時性は観測者によって変わる
アインシュタインの列車と雷の思考実験を用いて、地上の人には列車の前後で起きた雷が同時に見えても、列車内の人には前方の雷が先、後方の雷が後に見えることを説明した。これは単なる見え方の違いではなく、「同時」という概念自体が観測者の立場で変わることを意味する。これを同時の相対性として整理し、試験でも重要なポイントとして強調した。
光時計の思考実験と時間の遅れ
上下の鏡の間を光が往復する「光時計」を宇宙船に載せて考え、地上から見ると光が斜めに進むため、同じ光速でも進む距離が長くなり、1往復に余計な時間がかかることを示した。その結果、地上からは宇宙船の時計がゆっくり進むように見える。これが時間の遅れである。
ローレンツ因子の式と計算例
時間の遅れの大きさはローレンツ因子γで表され、γ = 1 / √(1 - v²/c²) と説明された。地上の時間はγ倍だけ宇宙船内の時間より進む。例として、宇宙船が光速の80%で飛ぶ場合、γは約1.67となり、宇宙船で1年経つと地上では約1年8か月経つと計算された。導出は不要で、式の意味を理解することが重視された。
GPSで実際に使われている相対論補正
特殊相対論の時間の遅れは現実の技術にも関係し、GPS衛星の時計補正に使われていることが説明された。衛星は秒速4km程度で動いているため特殊相対論で時計が遅れ、さらに一般相対論の重力効果で別方向のズレも生じる。合計で1日に数十マイクロ秒ずれ、このままだと位置誤差が1日で10km以上になるため、あらかじめ補正して運用していると述べられた。
質疑応答で確認した矛盾のない考え方
宇宙船から見ると地上の時計が遅れるはずで、互いに相手が遅れて見えるのは矛盾ではないかという質問が出た。これに対し、それ自体は矛盾ではなく、実際に二人が再会したときどうなるかが次回のテーマであり、双子のパラドックスとして扱うと説明した。
課題・予習・中間試験の案内
事務連絡として、(1) 時間の遅れが実生活で効いている例をA4一枚でレポート提出すること、PDF提出で手書き不可、締め切りは次回講義開始時、(2) 教科書第4章の双子のパラドックスを次回までに予習すること、(3) 中間試験は11月第2週で、第1回〜第7回が範囲であり、答案の丸暗記ではなく意味を自分の言葉で説明できることが求められる、という案内があった。教科書持ち込みの可否は次回までに決めるとされた。
TODO
- 参加者は、時間の遅れが実生活で効いている例についてA4一枚のレポートをPDFで作成し、次回講義開始時までに提出する。
- 参加者は、教科書第4章の双子のパラドックスを次回までに予習する。
- 参加者は、中間試験に向けて第1回〜第7回の内容を自分の言葉で説明できるように復習する。
聞きどころ
- 「光の速さは誰から見ても同じ→だから同時がずれる→だから時間の進み方が変わる」という3段の筋道が、順番どおり平易な言葉で並んでいるか
- 先生が途中で言い直したローレンツ因子の式が、言い直す前の曖昧な形ではなく、言い直した後の正しい形で拾われているか
- 「0.8倍」と言ってから「あ、違う、逆」と訂正した数値例が、訂正後の「宇宙船の1年は地上の1年8カ月」で残っているか
- GPSの話から乗り換えアプリの脱線に流れた部分が要約から落ちて、「補正しないと位置の誤差が1日で10キロ以上」だけが残っているか
- レポート(PDF・次回開始時)、予習(教科書第4章)、中間試験(11月第2週・第1〜7回・導出は出ない)の3つと、次回に回した「双子のパラドックス」「持ち込み可否」が拾われているか
台本を読む
- 先生はい、えー、じゃあ後半いきますね。前半でやったことを、もう一回だけ確認しておきます。
- 先生光の速さは、誰から見ても同じ。走っている人が見ても、止まっている人が見ても、秒速30万キロ。これが光速不変、ですね。
- 先生普通は速さって足し算しますよね。時速100キロの列車から前にボールを投げれば、外から見れば速くなる。でも光だけは、それが成り立たない。列車から出しても、同じ光速のまま。
- 先生今日やることは、ぜんぶこの一個の事実から出てきます。ここが出発点。はい。
- 先生で、まず一つ目。「同時」という言葉の話です。えー、アインシュタインが考えた有名な例で、列車と雷の話をします。
- 先生板書しますね。
- 先生こういう長い列車が、右に向かって走っている。で、列車の前と後ろ、ちょうど両端に、雷が落ちる。
- 先生地上に人が一人立っていて、この人はちょうど列車の真ん中の真横にいる。この人には、前の雷と後ろの雷が、同時に見えた。いいですか。
- 先生前の雷からの光と、後ろの雷からの光が、同じ距離を進んで、同じ瞬間に届いた。だから地上の人にとっては、二つの雷は「同時」です。
- 先生じゃあ、列車の真ん中に座っている人には、どう見えるか。
- 先生この人は列車と一緒に右に動いてますよね。だから、前から来る光には、自分から近づいていく。後ろから来る光からは、遠ざかっていく。
- 先生光の速さは、さっき言ったように、どっちも同じです。速さが同じで、進む距離が違うんだから、前の雷の光のほうが先に届く。
- 先生つまり、列車の人には、前の雷が先に落ちて、後ろの雷が後に落ちたように見える。同時じゃない。
- 学生Aそれって、見え方がずれてるだけで、本当は同時、ってことじゃないんですか。
- 先生うん、そこですね。そう思いたくなるんですけど、そうじゃない。「本当は」っていう、特別な立場が、ないんです。
- 先生地上の人が正しくて列車の人が錯覚してる、と言う根拠が、どこにもない。列車の人から見れば、動いているのは地上のほうですから。
- 先生だから、「同時」っていうのは、絶対的なものじゃなくて、誰が見るかで変わる。これを、同時の相対性、と言います。
- 先生ここ、試験に出します。同時っていう言葉が、立場によって変わる。この一文を覚えておいてください。
- 先生はい。で、同時がずれるということは、時間の測り方もずれる、ということになります。これが二つ目。時間の遅れ、です。
- 先生また思考実験なんですけど、光時計っていうのを考えます。板書します。
- 先生えー、上と下に鏡があって、その間を光が行ったり来たりしている。一往復で「チッ」と一秒、みたいな時計だと思ってください。
- 先生この時計を、宇宙船に乗せて、すごい速さで飛ばす。で、それを地上から見ている。
- 先生宇宙船の中の人にとっては、光はまっすぐ上下してるだけ。でも地上から見ると、時計が横に動いてるので、光は斜めに進むように見える。
- 先生斜めに進むってことは、まっすぐ上下するより、長い距離を進んでますよね。
- 先生で、ここで光速不変が効いてくる。光の速さは同じ。同じ速さで長い距離を進むんだから、一往復に、余計に時間がかかる。
- 先生つまり地上から見ると、宇宙船の時計は、ゆっくり進んでいるように見える。これが時間の遅れです。
- 先生どのくらい遅れるかは、式で書けます。ローレンツ因子っていう数で、ギリシャ文字のガンマで書きます。読みますね。
- 先生ガンマは、1割る、ルート、1マイナス、vの2乗割るcの2乗。
- 先生あ、えっと、1マイナス、vの2乗割るcの2乗、…これ全体がルートの中ね。ルートの中に、1マイナスvの2乗割るcの2乗が、まるごと入ってます。
- 先生vが宇宙船の速さで、cが光の速さ。で、地上の時間は、ガンマかける、宇宙船の中の時間。使う式はこの二つだけです。導出はしません。
- 先生数字を入れてみましょう。宇宙船が光速の80パーセントで飛んでいるとします。v割るcが0.8ですね。
- 先生0.8の2乗は0.64。1から引いて0.36。ルートをとって0.6。ガンマは1割る0.6で、だいたい1.67。
- 先生なので、宇宙船の中で1年たつと、地上では時間が0.8倍…、あ、違う、逆ですね。ガンマは1.67なので、伸びるほう。1.67年。
- 先生1年と、0.67年。0.67年は約8カ月なので、宇宙船の1年は、地上の1年8カ月です。
- 学生B先生、その式、試験で導出させたりしますか。
- 先生しません。一般教養なので導出は出さない。意味を聞きます。ガンマが1より大きいってどういうことか、とか。
- 先生はい。で、こんな話、宇宙船なんて乗らないし関係ない、と思うでしょ。ところが、みなさん毎日使ってます。GPSです。
- 先生GPSの衛星は、秒速4キロくらいで動いてます。光速よりずっと遅いんだけど、衛星の時計はものすごく精密なので、ずれが見える。
- 先生今日やった特殊相対論の効果だと、衛星の時計は遅れる方向。それとは別に、一般相対論っていう、重力の効果で進む方向のずれもある。
- 先生合わせると、1日に数十マイクロ秒、地上とずれる。マイクロ秒は100万分の1秒ね。たったそれだけ、と思うでしょ。
- 先生でも光は1マイクロ秒で300メートル進む。GPSは時間の差で距離を測ってるので、放っておくと、位置の誤差が1日で10キロ以上になります。
- 先生だから衛星の時計は、最初から相対論のぶんだけ補正して動かしてある。アインシュタインの理論がなかったら、カーナビが使いものにならない。
- 先生そういえば昨日、駅で乗り換えのアプリを見てたら、なぜか現在地が隣の駅になってて。しばらく反対方向のホームで待ってたんですよ。
- 先生あれは相対論じゃなくて、たぶん地下だから電波が…、いや、これは関係ないですね。すみません、戻ります。
- 先生はい、まとめると。光速が誰から見ても同じ。だから同時がずれる。だから時間の進み方が変わる。この三段です。で、それが実際にGPSで効いている。
- 学生A質問いいですか。
- 先生はい、どうぞ。
- 学生A地上から見ると宇宙船の時計が遅れるって話でしたけど、宇宙船から見たら、動いてるのは地上のほうですよね。
- 先生うん、うん。
- 学生Aだったら宇宙船からは、地上の時計が遅れて見えるはずで。お互いに相手が遅れてるって、矛盾してませんか。
- 先生うん、いい質問。それ、まさに次回のテーマなんですよ。
- 先生お互いに相手が遅れて見える、これ自体は矛盾じゃないんです。ただ、じゃあ宇宙船が帰ってきて、二人が並んだらどうなるのか。
- 先生これが有名な、双子のパラドックスです。今日はこれ以上やりません。次回、まるまる一回使ってやります。
- 先生はい、じゃあ時間なので、事務連絡いきます。三つあります。
- 先生一つ目、レポート。今日やった時間の遅れが、実生活で効いている例を一つ選んで、A4一枚で書いてください。GPSでもいいです。
- 学生B手書きですか、それとも…
- 先生PDFで出してください。手書きは受け取りません。締切は、次回の講義の開始時。始まる前に出しておいてください。
- 先生二つ目、予習。さっきの双子のパラドックス、教科書の第4章に載ってます。次回までに読んできてください。読んでないと、ついてこれないよ。
- 先生三つ目、中間試験。11月の第2週にやります。範囲は第1回から第7回まで。つまり次回までが範囲です。
- 先生さっきも言いましたが、導出は出しません。意味を問います。同時の相対性ってどういうことか、自分の言葉で書けるように。
- 学生B教科書の持ち込みはできますか。
- 先生えー、持ち込みは、まだ決めてないです。次回までに決めて、言います。
- 先生はい、じゃあ今日はここまで。お疲れさまでした。
この会議を渡すと、こうなる
バッグと革小物を扱う高級ブランドの日本法人で、3月14日発売の春の新作に向けたプロモーションを決める会議の後半です。インフルエンサー起用の是非、発売前の上顧客向け内覧会の規模、予算配分(雑誌広告とデジタル)を4人で話します。数字の言い間違いと訂正、雑談への脱線、誰も「決定」と言わずに決まる決定があります。

バッグ・革小物の高級ブランド日本法人、春の新作発売に向けたマーケティング会議(本社会議室・後半)
- 話者
- 佐藤(マーケティング責任者・進行役)・鈴木(デジタル担当)・田中(店舗・顧客担当)・伊藤(PR担当・雑誌媒体)
- 尺
- 8分38秒
メモリスの実際の出力
タイトル
インフルエンサー施策・本店内覧会・広告予算配分の調整
要約
インフルエンサー施策は世界観重視で候補を絞り、投稿素材は自社撮影にする
- フォロワー数の多いインフルエンサーを軸にしたい一方で、投稿トーンがブランドの世界観と合わず、上顧客の反応が心配という懸念が共有された。
- 過去に似た件で本店への問い合わせ対応が発生した経緯があり、同じ問題を避けたいという認識で一致した。
- 選定基準はフォロワー数よりも世界観との相性を重視し、候補は2〜3人程度まで絞る方針となった。
- 投稿用の写真は自社で撮影した素材を使ってもらう形にし、撮影立ち会いも可能とした。
- 候補の再選定後、撮影スケジュールはカメラマンと調整することになった。
3月7日・8日の本店内覧会は上顧客180人向けに実施する
- 発売1週間前の3月7日・8日の2日間、本店2階で上顧客向け先行内覧会を開催する。
- 路面店は手狭なため本店を会場とし、会場図面や什器配置も準備済み。
- 招待対象は約180人で、前年の全店合計300人とは別の数字であることを確認した。
- 会場規模としては180人なら余裕を持って回れる見込み。
- スタッフは本店から5人程度を出し、軽食・ドリンクはいつものケータリングを仮予約済み。
- 招待状は2月中旬発送を目標に、リストと発送スケジュールを今月末までに作成する。
広告予算は雑誌を1誌に絞り、動画デジタルへ再配分する
- 雑誌は現在2誌で進行中だが、デジタル動画に予算を回したい意向が示された。
- 雑誌は既存の顧客層に効く一方、動画は再生数が前年より伸びており、特に短尺動画の伸長が確認された。
- 全体予算は前年からほぼ増えておらず、デジタル1,200万円、雑誌1,500万円という配分が整理された。
- 雑誌は2誌から1誌に絞り、浮いた予算を動画へ回す方針で合意。
- 伊藤さんが媒体社と条件交渉を行い、今週金曜までにページ数増などの条件確認を進める。
- 条件が合わなければ再相談とし、最終的な修正版配分は翌日に本国へ送付する予定。
インフルエンサー投稿は発売日当日に解禁し、候補5人の相性メモを共有する
- 内覧会前に投稿が出ると先行内覧会の意味が薄れるため、投稿解禁日は発売日の3月14日当日に設定する。
- この条件は候補者にも伝え、契約書にも明記する。
- 候補は5人程度リストアップし、ブランド世界観との相性メモも添付して共有する。
- メモは関係者間で確認できるよう共有し、来週水曜までに提出する。
本国からの価格改定打診は来週改めて検討する
- 本国から円安を理由とした価格改定の打診が来ている。
- ただし当日は決定せず、来週別途時間を取って検討することになった。
- 他ブランドでも改定事例が出始めているため、資料を用意したうえで慎重に判断する方針。
雑談と進行メモ
- 出張先で買ったチョコレートや機内食の話、花粉症の症状などの雑談が挟まった。
- 「そうかの件」「来来回の総括の見積もり」など、個別の進行タスクが途中で確認されたが、詳細は会話内では深掘りされていない。
- 会議の最後に、価格改定は来週別枠で扱うことを確認して終了した。
TODO
- 担当者は、世界観との相性を重視してインフルエンサー候補を2〜3人程度まで再選定する。
- 担当者は、自社撮影の投稿素材を用意し、必要に応じて撮影立ち会いを手配する。
- 担当者は、候補再選定後にカメラマンと撮影スケジュールを調整する。
- 担当者は、3月7日・8日の本店内覧会に向けて招待リストと発送スケジュールを今月末までに作成する。
- 担当者は、2月中旬発送に向けて招待状の準備を進める。
- 伊藤さんは、媒体社と雑誌掲載条件の交渉を行い、今週金曜までにページ数増などの条件を確認する。
- 担当者は、雑誌を1誌に絞ったうえで、浮いた予算を動画へ再配分した修正版案を翌日に本国へ送付する。
- 担当者は、インフルエンサー候補5人の相性メモを作成し、来週水曜までに関係者へ共有する。
- 担当者は、インフルエンサー投稿の解禁日を発売日当日にする条件を候補者へ伝え、契約書に明記する。
- 担当者は、円安を踏まえた価格改定の検討資料を準備し、来週の別枠会議で議論できるようにする。
聞きどころ
- インフルエンサー起用が「フォロワー数より世界観の相性で2〜3人に絞る、写真はブランド側で撮る」という方針で残っているか。誰も「決定」「決まり」とは言っていない場面であること
- 内覧会の招待人数が、佐藤の「300人」という言い間違いではなく、田中が訂正した「180人」だけで要約に残っているか
- デジタル予算が、佐藤の「1500万」という言い間違いではなく、訂正後の「1200万」で残り、雑誌は2誌から1誌に絞るという配分の変更が拾われているか
- 「誰か見積もり取っといて」で一度宙に浮いた内覧会の装花が、後で伊藤の担当・来週頭という期限に確定した形で要約に残っているか
- 本国出張のお土産・機内食の話と花粉症の雑談が要約から落ちて、インフルエンサーの投稿解禁日(発売日の3月14日)が、内覧会の話に戻ったあとに決まった追加事項として拾われているか
台本を読む
- 佐藤じゃあ後半、インフルエンサーの話からいきましょうか。
- 鈴木はい。えー、候補を何人か見てるんですけど、やっぱりフォロワー数の多い人を軸にしたいなと思っていて。
- 田中あの、そこなんですけど。
- 鈴木あ、はい。
- 田中フォロワー数の多い人にお願いすると、投稿のトーンが、その、うちの世界観と合わないことがあって。上顧客の反応が正直、心配なんです。
- 鈴木うーん、でも数が伸びないと、新規のお客さんに届かないというか。
- 田中届くのはいいんですけど、世界観が崩れると元も子もないというか。前に似たようなことがあったので。
- 鈴木あー、あの時のやつですよね。
- 田中そうです。あの後、本店にお問い合わせが何件か来て、対応が大変だったので。
- 鈴木うーん、そうですよね……。でも、じゃあ全然違う軸で選ぶとなると、どこで線引きすればいいのか。
- 田中たとえば、うちの店舗によく来てくださる方が普段どういう投稿を見てるか、とか。
- 佐藤うんうん。じゃあ、フォロワー数より、世界観が合うかどうかで絞るのはどうですか。
- 鈴木あ、それなら数は絞られますけど。
- 佐藤2、3人くらいに絞って、投稿する写真はうちの方で撮ったものを使ってもらう、という形にしませんか。
- 田中それなら安心です。撮影の立ち会いもできますし。
- 鈴木はい、それでいけると思います。候補も絞り直します。
- 田中撮影のスケジュールも、内覧会と近いので、早めに押さえておいた方がいいかもしれません。
- 鈴木あ、それは候補が決まってから、カメラマンさんと調整しますね。
- 佐藤じゃあその線で。
- 佐藤次、内覧会の方いきましょうか。田中さん。
- 田中はい。発売の1週間前、3月7日と8日の2日間で、本店で上顧客向けの先行内覧会をやります。
- 佐藤会場は本店で確定ですよね。
- 田中はい、路面店だと手狭なので、本店の2階を使います。什器の配置も、もう図面を引いてあります。
- 佐藤ありがとうございます、助かります。
- 佐藤招待は、えーと、300人くらいでしたっけ。
- 田中あ、300は去年の全店合計の数字だと思います。今回の上顧客リストだと180人です。
- 佐藤あ、180。そうか、300は去年の全店合計だ。失礼しました。
- 伊藤180人だと、会場の広さ的にもちょうどいい感じですかね。
- 田中はい、余裕を持って回れると思います。当日はスタッフも本店から5人ほど出す予定です。
- 佐藤軽食とかドリンクは、いつも通りの感じで大丈夫ですか。
- 田中はい、いつもお願いしているケータリングさんに、もう仮予約は入れてあります。
- 田中招待状の発送は2月中旬にしたいので。
- 田中リストと発送スケジュール、今月末までに作ります。
- 佐藤お願いします。
- 佐藤じゃあ次、予算の話に移りますね。伊藤さん、雑誌の方はどうですか。
- 伊藤はい。今、2誌でお願いしてるんですけど、できればこのまま2誌で続けたくて。
- 鈴木あの、そこなんですけど、正直デジタルの動画の方に予算を回したくて。
- 伊藤うーん、雑誌はうちの層にはまだ効くと思うんですけどね。読者層とも合ってますし。
- 鈴木動画の再生数、去年よりだいぶ伸びてるんですよね。特に短い尺のやつが。
- 伊藤うーん、まあ、傾向としてはわかるんですけど、雑誌には雑誌でしか届かない層もいると思っていて。
- 鈴木そこは否定しないです。ただ、両方フルでとなると、予算的にも厳しいかなと。
- 佐藤そうなんですよね。全体の予算自体は、去年からほとんど増えていないので。
- 佐藤えーと、予算の全体像なんですけど、デジタルは1500万で。
- 鈴木え、1500ですか。
- 佐藤あ、違う、1200万です。1500は雑誌の方でした。
- 佐藤デジタルが1200万、雑誌が1500万。この配分で、雑誌を今の2誌から1誌に絞って、浮いた分をデジタルの動画に回したいんですけど。
- 伊藤1誌ですか……。
- 佐藤雑誌をやめるわけではなくて、絞って厚くする、という考え方なんですけど。
- 伊藤……まあ、1誌なら。条件次第で調整してみます。
- 佐藤媒体社との条件、伊藤さんの方で再交渉してもらう形で、今週金曜までにお願いできますか。
- 伊藤掲載のページ数を増やしてもらえるか、そのあたりから聞いてみます。
- 佐藤無理にとは言わないので、条件が合わなければまた相談してください。
- 伊藤いえ、大丈夫です。1誌に集中した方が、扱いが大きくなる可能性もあるので。
- 佐藤ありがとうございます。じゃあ、修正した配分、私の方で明日、本国に送っておきます。
- 佐藤あ、そうだ。内覧会の装花、誰か見積もり取っといてもらえますか。
- 田中えっと、それ、前回は誰がやりましたっけ。
- 伊藤あ、そういえば、先週本国に行ってきたんですけど。
- 鈴木あ、出張、どうでした。
- 伊藤向こうのチョコ、お土産に買ってきたんですけど、めちゃくちゃ美味しくて。空港で追加で買い足しちゃいました。
- 田中いいですね、あとで少しいただいていいですか。
- 伊藤どうぞどうぞ、机の上に置いておきます。
- 伊藤あと機内食が、行きはまあまあだったんですけど、帰りが結構ちゃんとしてて驚きました。
- 鈴木へえ、いいですね、長距離だと嬉しいやつですね。
- 伊藤デザートが2種類選べて、贅沢な気分になりました。
- 鈴木時差ボケとか大丈夫でした?行きも帰りも結構長いですよね。
- 伊藤帰ってきた日は早く寝すぎて、逆に夜中に目が覚めちゃいました。
- 佐藤はは、それはよかったですね。じゃあ、戻りましょうか。
- 田中あ、すみません、花粉、もうそんな時期ですよね。私もう目がかゆくて。
- 鈴木あー、僕もです。今年多いらしいですね。
- 佐藤私もです、車を運転してると特にひどくて。薬もらってきます。
- 伊藤早めに病院行った方がいいですよ。
- 田中今年、去年より飛んでる量が多いみたいですね。
- 佐藤ですね。じゃあ、話戻しますね。
- 鈴木あ、さっきのインフルエンサーの話に戻るんですけど。
- 佐藤はい。
- 鈴木投稿の解禁日、決めてなかったなと思って。内覧会より前に投稿されちゃうと、内覧会の意味がなくなるというか。
- 田中たしかに、それは困ります。せっかく上顧客に先に見てもらうのに。
- 佐藤じゃあ、投稿解禁は発売日の3月14日、当日にしましょう。
- 鈴木はい、その線で候補にも伝えます。契約書にも解禁日を明記しておきますね。
- 佐藤お願いします。候補は、5人くらいリストアップしてもらえますか。世界観との相性のメモも添えて。
- 田中メモ、私も見ておきたいので、共有していただけると助かります。
- 鈴木はい、共有しますね。
- 鈴木わかりました。来週水曜までに出します。
- 佐藤えーと、装花の件、まだでしたっけ。
- 伊藤あ、それ、私やります。いつものところで、来週頭にはお願いしておきます。
- 佐藤助かります、ありがとうございます。
- 佐藤えーと、最後にもう一つだけ。本国から、価格改定の打診が来てるんですけど。
- 田中値上げ、ですか。
- 佐藤円安が理由みたいで。ただ、今日はちょっと決めきれないので、来週、別で時間を取りましょう。
- 鈴木他のブランドさんも、もう改定してるところ、ちらほら出てますよね。
- 佐藤そうなんですよね。だからこそ、ちゃんと時間を取って考えたくて。
- 伊藤了解です。資料、こちらでも用意しておきます。
- 佐藤お願いします。じゃあ、今日はここまでにしましょうか。価格改定は来週、別で。
- 田中お疲れさまでした。
- 鈴木お疲れさまです。
- 伊藤お疲れさまでした。
自分のスマホで体験する
- 1. メモリスをインストールする
- 2. 上の音声をスマホにダウンロードする
iPhoneはSafariでダウンロードすると、「ファイル」アプリの「ダウンロード」フォルダに保存されます。Androidは端末の「ダウンロード」フォルダに保存されます。
- 3. メモリスを開き、設定 →「音声・動画ファイルの読み込み」→ 画面右上のインポートボタン(「音声・動画ファイルをインポート」)から、保存したmp3を選ぶ
ファイルを選ぶと、アップロードして処理を開始します。
- 4. 数分待つ
録音の長さにもよりますが、数分で文字起こしと要約が届きます。
音声はAIによる音声合成(Google Cloud Text-to-Speech)で制作した架空の講義・会議です。大学・科目・企業・ブランド・登場人物はいずれも実在しません。写真もAIで生成したイメージです。
音声・台本はCC BY 4.0で、文字起こしアプリの精度確認などにご自由にお使いください(クレジット: memolith.me)。
