
- Brockman氏はスピーカー説を否定せず、画面搭載の有無も明言しなかったと報じられている
- ChatGPTはアンビエントで声中心だが声だけではなく、プライバシーの合図が明確な方向性を自ら回答したと伝えられる
- 画面搭載の未定は、録音内容を後から確認する手段が定まっていないことの表れとも読める
OpenAIとJony Ive氏が予告してきたハードウェアは、当初これまでにないフォームファクターになると示唆されていた。ところが直近のインタビューでの受け答えは、もっと地味な輪郭を見せている。
米9to5Macが伝えたインタビューのやり取りによると、OpenAI社長のGreg Brockman氏は、機器についての質問をChatGPTに委ねた。ChatGPTの回答は、アンビエントで摩擦が少なく、声が中心だが声だけではなく、プライバシーの合図が明確な方向性だったという趣旨だ。インタビュアーがスピーカーだという報道についてどう思うか重ねて尋ねても、Brockman氏はこれを否定しなかった。その上で、複数のデバイス群を手がけているとだけ答えている。画面の有無を問われた際も、実際に見てみるまでは分からないという趣旨の答えにとどめ、断定を避けている。報道では、カメラ付きのスマートスピーカーとしてVisual IntelligenceやRay-Ban Metaのグラスに近いタスクをこなす可能性が指摘されている。
仮にこのアンビエントで声中心という方向性が実際の設計に近いなら、使い方そのものが変わる。録音ボタンを押す、アプリを起動するといった操作が背景に退き、装置が拾い続けることが前提になるからだ。そうなると難所は録ることそのものではなく、その手前とその先に移る。周囲の人間に「今この場が録られている」と伝える仕組みをどう組み込むか——ChatGPTが挙げた、周囲へのプライバシー配慮のサインという要素は、機能というより社会的な設計要件に近い。画面搭載の未定は、録音内容を後から確認する手段が定まっていないことの表れとも読める。



