
- Meet端末からTeams会議、Teams Rooms端末からMeet会議に参加できる
- 対象はAndroid/AOSP上のMeetハードウェアを使うWorkspace顧客
- 2026年10月1日に展開開始、表示まで1〜3日かかる
Googleは、Google MeetとMicrosoft Teamsの間でのビデオ会議デバイスの相互接続を一般提供(GA)にしました。これまではプレビュー提供でした。出典はGoogle Workspace Updatesの発表です。
できることは二つあります。Android(AOSP)ベースのGoogle Meetハードウェア端末から、Microsoft Teamsの会議に参加できます。逆に、Android(AOSP)ベースのMicrosoft Teams Rooms端末から、Google Meetの会議に参加できます。AOSPは、Androidの基盤となるオープンソース版(Android Open Source Project)のことです。
提供対象は、Android/AOSPで動作するGoogle Meetハードウェア端末を使うすべてのGoogle Workspace顧客です。RapidおよびScheduled Releaseドメインでは2026年10月1日から全面展開が始まり、機能が表示されるまで1〜3日かかります。管理者はヘルプセンターで、Meetハードウェアにサードパーティのビデオ会議サービスへの参加を許可する方法を確認できます。エンドユーザー向けにも、MeetハードウェアでTeams会議に参加する方法の案内があります。
仕事の現場での意味は単純です。会議室の端末から、相手が使うツールの会議にそのまま参加できるようになります。「今日の相手はどちらのツールか」を会議室の側が気にしなくて済む場面が増えそうです。
では、この変化に合わせて何を見直すべきでしょうか。会議の記録は、会議ツールの機能に頼らず、参加者の手元に置く方式に寄せておくのが得策だと考えます。
理由は、相互接続によって一つの会議に複数のツールの環境が混ざるからです。主催側がGoogle Meetで、会議室の端末はTeams Rooms、という組み合わせが起こりえます。記録の仕組みや設定の権限は、ツールごと、また管理者の設定ごとに異なるのが一般的です。ツールの内蔵機能に頼ると、相手のツールの会議では記録が残せず、自分の側だけ空白になる事態が起こりえます。
もちろん反論はあります。どちらかのツールに記録機能があるなら、それを使えば十分ではないか、という見方です。社内会議だけなら、それで足りる場面は多いでしょう。ただ、相互接続が必要になるのは社外との会議です。社外の会議では、記録機能を使えるかどうかを自分では決められないことがあります。主催者の契約や管理者の設定に左右されるからです。
それでも手元の録音が有効なのは、録音が会議ツールの種類と無関係に成立するからです。録音を受け取って文字起こしと要約を作る側は、会議がMeetでもTeamsでも同じ扱いで済みます。メモリスはAIボイスメモで、録音したあとにAIが文字起こしと要約を行い、数分で結果が届きます。会議中にその場で字幕を出す機能ではないため、記録を取る場面と読み返す場面を分けて使う道具です。社外の相手との会議が増えるほど、こうした手元の記録の価値は上がります。
録音する際は、相手に事前に断りを入れるといった基本的な配慮も欠かせません。接続の壁が下がった分、記録の持ち方を決めておく意味は大きくなっています。




