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2026年09月02日 11:35

Googleカレンダー、他社会議アプリ連携を強化

執筆: Takumi(Memolith開発者)
メモリスメモリスによる要約
  • Google Calendarが他社会議アプリの招待URLを「場所」欄に自動転記
  • Outlook経由のTeams・Zoom招待もURL・ID・パスコードを自動抽出し参加ボタン表示
  • 全ユーザー表示まで15日以上かかる場合があり当面は挙動が混在する

Googleは2026年8月27日、Google CalendarとMicrosoft Teams・Zoom・Cisco Webexなど他社製のビデオ会議サービスとの連携を改善する新機能を発表した。Google Workspace Updatesの公式ブログによると、これまでGoogle CalendarからOutlookやApple Calendarなど他社のカレンダーアプリを使う相手に招待を送ると、会議のURLが招待文の説明欄に埋もれてしまい、相手はわざわざ招待を開いてURLをコピーしなければ参加できないことが多かった。今回の更新で、会議URLは招待の「場所」欄に自動的に転記されるようになる。多くの外部カレンダーアプリは「場所」欄のリンクを目立つボタンやチップとして表示するため、招待を受け取った側は説明文を開かずワンクリックで通話に入れるようになる。逆にOutlookなど他社のシステムから届いた招待に会議URLやID、パスコード(会議への入室に使う暗証番号)が記載されている場合も、Google Calendarが自動的にそれらを読み取り、Web・Android・iOSの画面に「Join video call」というボタンをそのまま表示する。

会議の相手が自分と違うカレンダー・違う会議ツールを使っているという状況は珍しくない。取引先や協力会社との打ち合わせでは、自社はGoogle Calendar、相手はOutlookとTeams、といった組み合わせが日常的に発生する。今回の変更は、そうした異なる環境をまたぐ招待のやり取りで生まれていた「URLを探してコピーする」という小さな手間を消す。管理者側の設定は不要で、対応する会議リンクを含む招待であれば自動的に有効になるため、利用者が何かを準備する必要もない。

この機能が興味深いのは、カレンダーという予定表アプリが、乱立する会議ツールをつなぐ結節点としての役割を強めている点だ。ビデオ会議サービスがZoom・Teams・Webex・Google Meetと分かれたままでも、招待の窓口であるカレンダーが会議URLの形式を吸収して同じ見え方に揃えれば、利用者はどのツールが使われているかを意識せずに済む。Googleがこの識別・変換の処理をカレンダー側に持たせたのは、会議ツールそのものを統一するという難しい競争を避け、招待という共通の接点だけを改善する現実的な選択と読める。

もう一つ押さえておきたいのは、この機能が段階的に展開される点だ。公式発表では、Rapid Release(新機能を早めに配信する更新チャンネル)とScheduled Release(定期スケジュールに沿って配信する更新チャンネル)の両方で2026年8月27日から展開が始まるものの、全ユーザーに表示されるまで15日以上かかる可能性があると留保が付いている。つまり同じ会社の中でも、この機能がすでに見えている人と見えていない人が当面混在する。会議招待を送る側は、しばらくの間は相手の画面に新しいボタンが出ているとは限らないという前提で、招待の説明欄に会議URLを書き添える従来の運用も並行して残しておくのが無難だろう。

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