ポッドキャスト文字起こしでショーノートを作る方法
ポッドキャストの文字起こしは、収録済みの音声ファイルをAIツールにアップロードするだけで数分でテキスト化できます。そのテキストから話題ごとの見出しを拾い出せば、概要欄(ショーノート)やブログ記事の下書きも短時間で作成できます。配信のたびにゼロから書き起こす必要はありません。
「今日の収録、内容は良かったのに、概要欄を書く時間がない」——配信を続けているポッドキャスターなら、一度はこの壁にぶつかったことがあるはずです。
収録と編集で力を使い切ったあと、概要欄(ショーノート)を書くために、もう一度音声を頭から聞き直す。話した内容はだいたい覚えているつもりでも、いざ文章にしようとすると「あの話、どの順番でしたっけ」と結局聞き返すことになり、配信のたびに同じ作業が重くのしかかります。
私自身、知人が配信しているポッドキャストのショーノート作りを手伝ったことがありますが、60分の収録を聞きながらメモを取ると、それだけで1時間以上かかっていました。そこで音声を先に文字起こしにかけてからショーノートを組み立てる順番に変えたところ、聞き返す作業がほぼ無くなり、作業時間は体感で3分の1程度まで縮みました。この記事では、収録した音声ファイルをAIで文字起こしし、そこから概要欄やブログ記事の下書きを作る具体的なやり方を解説します。
ショーノートを「思い出しながら書く」のをやめる
ショーノート作りが重くなる一番の原因は、収録内容を記憶と勘に頼って文章化しようとすることです。収録中はメモを取る余裕がなく、編集が終わった頃には話の細部が薄れています。結果として、概要欄は「今回はゲストの〇〇さんと△△について話しました」といった一行だけの簡素な内容になりがちです。
一行だけの概要欄は、検索エンジンから見つけてもらいにくいという弱点もあります。音声そのものはGoogleなどの検索に内容として拾われにくいため、エピソードの中身をテキストで残しておくかどうかが、番組の見つけられやすさを左右します。話した内容を先にテキスト化しておけば、そこから概要欄の文章も、ブログ用の書き起こし記事も、同じ素材から作れるようになります。
収録した音声を文字起こしする手順
やり方自体はシンプルです。収録に使った音声ファイルを、そのままAIの文字起こしツールにアップロードするだけで、全文のテキストが数分で仕上がります。収録後の音声ファイル(m4a・mp3・wavなど)であればそのまま使え、特別な変換作業は基本的に不要です。文字起こしツールの選び方や無料での始め方は、音声の文字起こしを無料でやる方法で詳しく解説しています。
収録環境が対面の座談会やリモート収録など複数人の会話になる場合は、発言が重なる箇所ほど誤変換が増えやすい点に注意してください。マイクを話者ごとに分ける、もしくは発言が被らないよう意識するだけで、後の修正量がかなり変わります。動画で収録している場合や、スマホで録音した音声を使う場合の基本的な流れは録音の文字起こしを最速に|ボイスメモ・ICレコーダーをAIでテキスト化も参考になります。
文字起こしからショーノートを組み立てる
文字起こしが手元にあれば、ショーノート作りは「書く」作業ではなく「拾い出す」作業に変わります。次の順番で進めると迷いません。
- 全文をざっと読み、話題の切れ目を探す:話が変わったタイミングに印を付けていきます。細かく読み込む必要はなく、見出しになりそうな区切りを見つける程度で十分です。
- 見出しリストを作る:区切ったブロックごとに短い見出しを付けます。これがそのままショーノートの目次になります。
- 印象的な発言を引用として拾う:ゲストの発言の中で、そのまま使えそうな一言があれば引用として残しておくと、概要欄に厚みが出ます。
- 概要欄用に文章を整える:見出しと引用をもとに、番組概要用の短い紹介文と、目次形式のショーノートを仕上げます。
このやり方だと、音声を最初から最後まで聞き直す必要がないのが最大の利点です。文字起こしを目で追いながら区切ればよいので、耳で聞くより速く全体像を把握できます。ブログ記事として書き起こしをそのまま公開したい場合や、取材・対談形式の収録でより正確な引用が必要な場合は、インタビューの文字起こしをAIで時短するコツも合わせて参考にしてください。
ゲスト回の文字起こし・公開で気をつけたいこと
ゲストを招く回では、収録前に録音してよいか、その内容を文字起こしして概要欄やブログに引用してよいかをひとこと確認しておきましょう。多くのゲストは快く応じてくれますが、事前確認をしておくことで、公開後のトラブルを避けられます。
また、文字起こしには、編集でカットする予定だった言い回しや、ゲスト本人が「あれは言い直したい」と感じる発言がそのまま残ります。ショーノートに発言を引用として載せる前に、気になる箇所は該当部分だけゲストに見せて確認すると安心です。文字起こしデータやテキストは番組運営のための資料として扱い、収録に関わっていない第三者へ無断で共有しないことも基本的な配慮になります。
実体験:文字起こしを先に済ませると、配信作業の順番が変わる
手伝っていたポッドキャストは、以前は「収録→編集→(聞きながら)概要欄を書く」という順番で進んでいました。この順番だと、概要欄を書く工程が常に一番後回しになり、時間が足りずに簡単な一文で済ませてしまうことが多くありました。
順番を「収録・編集と並行して文字起こし→文字起こしから概要欄を組み立てる」に変えてからは、編集が終わった時点で概要欄の材料がすでに揃っている状態になりました。聞き返しながら思い出す作業がなくなった分、浮いた時間をショーノートの見出しや引用の精度を上げることに使えるようになったのは、想定していなかった副次的な効果でした。
このとき使っているのがメモリス(Memolith)です。メモリスはスマホで録音するだけでAIが文字起こしと要約を作成するiOS/Androidアプリで、収録済みの音声ファイル(m4a・mp3・webm・mp4・wav・mpga・mpeg)をそのままアップロードして文字起こしすることもできます。専用のレコーダーやソフトを別途用意する必要はありません。
処理は収録後にAIがまとめて行う仕組みで、収録が終わってからテキストが仕上がるまで数分ほど待つ流れです。会議中にその場で字幕が出るような機能ではなく、あくまで収録済みの音声を後からテキスト化するツールとして使っています。文字起こしの精度は使うほど固有名詞などの認識が上がっていく仕組みで、番組名やゲスト名を繰り返し扱うポッドキャストとは相性が良いと感じています。料金は無料トライアル(登録後3回まで)から始められ、継続する場合はエリート(830円/月・月20回)かエグゼクティブ(1,380円/月・月50回)です。AIの処理が終わると音声データは即時自動で削除されるため、公開前のゲスト回の音声も安心して扱えます。
まとめ
- ポッドキャストのショーノートは、収録内容を思い出しながら書くとゼロから書く負担が大きい
- 収録した音声ファイルをAIで文字起こしすれば、数分で全文テキストが手に入る
- ショーノートは「書く」のではなく、文字起こしから見出しと引用を拾い出す作業に変わる
- ゲスト回は、録音・公開の可否を事前に確認し、引用箇所は公開前に見せて確認すると安心
次回の収録が終わったら、編集と並行して音声ファイルを文字起こしにかけてみてください。ショーノート作りにかかる時間が、体感でも大きく変わるはずです。
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よくある質問
ポッドキャストを文字起こしする意味は何ですか?
音声だけでは検索エンジンに内容が伝わらず、リスナーも再生前に中身を判断しにくいという弱点があります。文字起こしをしておけば、その内容から概要欄やブログ記事を作れるようになり、番組がテキストベースの検索からも見つけてもらいやすくなります。聞き返して要点を探す手間も減ります。
ショーノートはどんな構成で作ればいいですか?
決まった正解はありませんが、エピソードの概要(1〜2文)、話した話題の見出しリスト、印象的な発言の引用、関連リンクという構成が基本です。文字起こしのテキストがあれば、話題の切れ目を見つけて見出しを立てるだけなので、ゼロから内容を思い出しながら書くより短時間で終わります。
ゲストを呼んだ回の文字起こしで気をつけることはありますか?
収録前に、録音してよいか、その内容を文字起こしして概要欄やブログに引用してよいかをゲストに確認しておくと安心です。文字起こしにはゲストが訂正したい言い回しや、公開を意図していない発言が含まれることもあるため、ショーノートに引用として載せる前に該当箇所を見せて確認するとトラブルを避けられます。
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