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2026年07月24日

動画の概要欄・台本をAIの文字起こしから作る方法

この記事の要点

動画の概要欄・タイムスタンプ・台本は、撮影済みの動画ファイルをAIで文字起こししてから作ると、見返す手間なく短時間で仕上げられます。やり方は、動画ファイルをアプリにアップロードして文字起こしし、そのテキストから話題を拾い出すだけです。URLの貼り付けではなく、手元の動画ファイルをインポートして使う点がポイントです。

撮影した動画を編集し終えて、あとはアップロードするだけ——というところで、手が止まった経験はありませんか。概要欄に何を書けばいいか、タイムスタンプはどこで区切ればいいか、台本もなくアドリブで話した内容だから、何をどの順番で話したかもうろ覚え。結局、答え合わせのために動画を最初から見返すことになり、撮影と編集で使い切ったはずの時間が、さらに削られていきます。

特に一人で動画を作っている人にとって、台本を書く余裕はなく、話したいことを頭の中で組み立てながらそのまま撮影する、というやり方は珍しくありません。その場では自然に話せても、あとから「概要欄」「タイムスタンプ」「編集者に渡す構成メモ」といったテキスト作業がまとめて降りかかってくるのが、動画公開の地味な負担になっています。

結論から言うと、この負担は撮影済みの動画ファイルを先にAIで文字起こししてしまうことで大きく減らせます。文字起こしのテキストさえ手元にあれば、概要欄もタイムスタンプも台本も、動画を見返さずにそのテキストから拾い出す作業に変わります。この記事では、手元にある動画ファイルをアップロードして文字起こしし、そこから概要欄・タイムスタンプ・台本の下書きを作る具体的な手順を解説します。なお、ここで扱うのはYouTubeのURLを貼り付ける方法ではなく、自分で撮影した動画ファイルをアプリにインポートして使うやり方です。

動画公開のたびに立ちはだかる「概要欄」と「台本」の壁

動画を撮り終えたあとのテキスト作業が重くなる原因は、たいてい同じところにあります。

  • 概要欄が一行で終わってしまう:話した内容はだいたい覚えているつもりでも、文章にしようとすると細部が思い出せず、結局「〇〇について話しました」の一文で済ませてしまう
  • タイムスタンプを用意する時間がない:区切りを見つけるには結局動画を頭から見返す必要があり、後回しにしたまま公開してしまう
  • 編集者に渡す資料がない:台本なしで撮影した場合、何をどの順で話したかを伝える手段がなく、編集者が動画を一から見て把握することになる

いずれも、原因は「話した内容が動画の中にしか残っていない」ことにあります。ここを文字にしてしまえば、以降の作業はすべて「見返す」から「読む」に変わります。

動画ファイルをそのままAIに渡して文字起こしする

まず必要なのは、撮影した動画ファイルをAIに渡して文字起こしすることです。編集前の素材でも、編集後の完パケでもかまいません。スマホのカメラロールに入っている動画ファイルを、そのままアプリにインポートします。

ここで押さえておきたいのは、動画のURLを貼り付ける方法ではないという点です。まだ公開していない自分の動画素材が対象なので、そもそも貼り付けられるURLは存在しません。アプリのカメラロールやファイルから、動画ファイルを直接選んでインポートする形になります。対応形式はm4a・mp3・webm・mp4・wav・mpga・mpegで、スマホで撮影した動画の代表的な形式であるmp4はそのまま渡せます。

処理は動画を渡した後にAIがまとめて行う仕組みで、撮影しながらその場でテキストが出てくるリアルタイムの機能ではありません。動画ファイルをアプリに渡してから、数分待つと文字起こしと要約が完成する、という流れです。AIが読み取っているのは動画に含まれる音声トラックで、映像そのもの(身振りや画面の資料など)を解析しているわけではないので、話した内容がテキストの中心になります。

文字起こしから概要欄の下書きを作る

文字起こしが手元にあれば、概要欄作りは「思い出しながら書く」作業ではなく「拾い出す」作業に変わります。

  1. 要約を書き出しに使う:AIが作った要約をそのまま、あるいは少し言い回しを整えて、概要欄の最初の1〜2文に使います。
  2. 話題の一覧を箇条書きにする:文字起こしの全文をざっと読み、話題が変わったところに印を付けて見出しを立てます。これがそのまま概要欄の目次・箇条書きになります。
  3. 公開前に固有名詞と数字を確認する:AIの文字起こしは、人名・商品名・数値などを誤って変換することがあります。概要欄に載せる前に、気になる部分だけ動画を再生して確認しておくと安心です。

このやり方の利点は、動画を最初から最後まで見返す必要がないことです。文字起こしのテキストを目で追いながら区切ればよいので、耳で聞くより短い時間で全体像を把握できます。

文字起こしからタイムスタンプ(チャプター)を作る

タイムスタンプも、文字起こしを起点にすると効率よく作れます。

まず、文字起こしの全文を読み、話題が変わるタイミングに印を付けます。次に、その箇所がおおよそ動画のどのあたりかを見当付け、実際に動画をその付近まで動かして正確な再生時間(分:秒)を確認します。これを「00:00 導入」「03:15 本題1」のように順番に並べて概要欄に書けば、YouTube側で自動的にチャプター表示になります(0:00から始まる時間を3つ以上入れるのが条件です)。

ここで正直に断っておくと、文字起こしのテキスト自体に時間の目印が自動で付くわけではありません。あくまで「話題の切れ目をテキストで先に見つけてから、該当箇所だけ動画で時間を確認する」という順番に変えることで、動画を頭から通しで見返す時間を減らせる、という考え方です。全部を耳で聞き直すより、文章を目で読んで区切りを探すほうが圧倒的に速く進みます。

文字起こしから台本・編集メモを作る

台本を書かずに撮影した動画でも、文字起こしがあれば事後的に「台本」に近い構成メモを作れます。使いみちは主に3つです。

  • 編集者に渡す構成メモ:何をどの順で話したかが一覧になるため、編集者が動画を一から見返さなくても、カットする箇所や強調する箇所を指示しやすくなります。
  • 撮り直し・シリーズ化のたたき台:同じテーマでもう一度、今度はより簡潔に話したい場合、文字起こしを整理したものが次回の台本の土台になります。
  • ブログ記事やSNS投稿への転用:話した内容をそのまま文章の元ネタとして使えます。

作り方はシンプルです。文字起こしの全文をコピーし、「あー」「えー」などのフィラーや、言い直して重複している部分を削ります。そのうえで、話した順番を導入・本題・まとめのように組み替えれば、読みやすい構成メモになります。撮影前に書く台本とは違い、あくまで話した内容から作る事後の構成メモという位置づけですが、次に撮る動画の質を上げる材料としては十分に使えます。

動画に他の人が映る・出演してもらう場合の注意

動画にゲストや同僚、家族など自分以外の人が映り込んだり、発言したりする場合は、撮影・録音してよいかを事前に確認しておきましょう。文字起こしやタイムスタンプ、台本メモには本人の発言がそのまま残るため、概要欄や編集メモに引用として載せる前に、該当箇所を本人に見せて確認すると公開後のトラブルを避けられます。文字起こしのテキストデータも、動画制作に関わっていない第三者に無断で共有・公開しないようにしてください。

私自身、ノウハウ系の動画をアドリブで20分ほど撮影したあと、概要欄とタイムスタンプを用意するのにかなりの時間を使っていました。何度も動画を再生しては一時停止し、話していた内容をメモに書き出す作業を繰り返し、動画1本につき編集より長い時間がかかることもありました。試しに動画ファイルを先に文字起こしにかけてから概要欄とタイムスタンプを組み立てるようにしたところ、動画を頭から見返す作業がほとんど無くなり、この工程にかかる時間は体感で半分以下になりました。文字起こしを整理したメモは、次に似たテーマで撮影するときの構成メモとしても使い回せています。

メモリス(Memolith)は、スマホで動画・音声ファイルを渡すだけで、AIが文字起こしと要約を自動で作成するiOS/Androidアプリです。撮影済みの動画ファイル(対応形式:m4a・mp3・webm・mp4・wav・mpga・mpeg)をカメラロールやファイルからインポートすれば、YouTubeのURLを貼り付けなくても文字起こしできます。処理は撮影・録音が終わったあとにAIがまとめて行う仕組みで、動画を渡してから数分ほどで文字起こしと要約が完成します。文字起こしエンジンにはGPT-4o Transcribeを採用しており、使うほど自分がよく使う固有名詞や専門用語の認識精度が上がっていく点も、同じジャンルの動画を繰り返し撮る人には効いてきます。

料金は登録後の無料トライアル(3回まで、Ask Memolithも利用可能)から試せ、継続して使う場合はエリート(830円/月・月20回)かエグゼクティブ(1,380円/月・月50回)です。AIの処理が完了すると音声データは即時自動で削除されるため、公開前の動画素材でも扱いに気を使いすぎずに使えます。

まとめ

  • 動画の概要欄・タイムスタンプ・台本は、撮影済みの動画ファイルを先に文字起こしすると、見返さずに作れる
  • 対象はYouTubeのURLではなく、手元にある動画ファイル。カメラロールやファイルからアプリにインポートして使う
  • 概要欄は要約と話題の一覧から拾い出す作業、タイムスタンプは文字起こしで区切りを見つけてから動画で時間を確認する作業に変わる
  • 台本を書かずに撮った動画でも、文字起こしを整理し直せば編集メモや次回撮影のたたき台として使える

次に動画を撮り終えたら、公開前にまず動画ファイルを文字起こしにかけてみてください。概要欄・タイムスタンプ・台本づくりにかかる時間が、体感でも大きく変わるはずです。

あわせて読みたい:

よくある質問

動画の概要欄はAIの文字起こしからどうやって作りますか?

動画ファイルをAIアプリに渡して文字起こしすると、全文のテキストと内容の要約が手に入ります。要約部分を概要欄の書き出しに使い、文字起こし全文から話した話題を拾い出して箇条書きにすれば、動画を見返さなくても概要欄の下書きが作れます。固有名詞や数字はAIが誤変換することもあるため、公開前に一度読み直して確認してください。

動画の台本は文字起こしから作れますか?

作れます。台詞を決めずに話した動画でも、文字起こしがあれば話した内容をそのまま構成メモとして整理し直せます。フィラー(『あー』『えー』など)や言い直しを削り、話した順番を導入・本題・まとめのように組み替えれば、編集者に渡す資料や、次回同じ内容を撮り直すときのたたき台になります。撮影前に書く台本とは違い、あくまで『話した内容から作る事後の構成メモ』という位置づけです。

YouTubeのタイムスタンプ(チャプター)はどう作ればいいですか?

文字起こしの全文を読み、話題が変わるタイミングに印を付けます。次にその箇所を動画で確認し、実際の再生時間(分:秒)を控えます。これを『00:00 導入』のように概要欄に並べれば、YouTube側で自動的にチャプターとして表示されます(0:00から始まる時間を3つ以上入れるのが条件です)。文字起こしのテキストを目で追う分、動画を最初から聞き直すより早く区切りを見つけられます。

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