Teams文字起こしのやり方|Copilot要約と保存手順
Microsoft Teamsは会議中に『トランスクリプト』をオンにすると発言が自動で文字起こしされ、終了後にチャットや会議詳細から保存・閲覧できます。さらにCopilotを使えば要約やToDoまで自動生成可能です。設定は会議画面の『…(その他)』から開始でき、テナント側で機能が許可されている必要があります。固有名詞や決定事項だけは人が確認するのが安全です。
「Teamsの会議が立て込んでいて、あとから録画を見返して議事録を書く時間がない」 「会議中に自動で文字起こしされていれば、聞き逃しもメモ取りも一気に楽になるのに」
そう思って「teams 文字起こし」と検索した方は、正解にたどり着いています。Microsoft Teamsには、会議中に発言を自動でテキスト化する『トランスクリプト(文字起こし)』機能があり、Copilotを使えば要約やToDoの抽出まで自動化できます。 設定さえ通っていれば、会議をしながら字幕が流れ、終わった瞬間に要点がまとまっている、という状態を作れます。
ただ、いざ使おうとすると「文字起こしのボタンが見当たらない」「日本語が選べない」「保存したはずのトランスクリプトがどこにあるか分からない」とつまずく人が本当に多い機能でもあります。私自身、初めて使ったときは会議が始まってから設定を探し回り、結局その回はいつも通り手でメモを取るはめになりました。原因はシンプルで、多くの組織ではテナント(管理者)側で機能を許可しておく必要があるからです。
この記事では、Teamsのライブ文字起こし(トランスクリプト)とCopilotによる要約を使うための正しい手順と設定の場所、そして保存したトランスクリプトの探し方までを、実体験ベースで整理します。さらに、日本語の精度を上げるコツと、AIが作った要約をそのまま議事録にしてはいけない理由にも踏み込みます。読み終える頃には、次のTeams会議から迷わず文字起こしを使えるはずです。
なお、ZoomやGoogle Meetなど他ツールの手順や、Web会議全体の自動化の考え方は別記事にまとめています。本記事はTeamsに絞って解説します。
※本記事で触れる料金・仕様は2026年6月時点の各社公開情報に基づきます。プランの種類・組織の設定・地域によって使える機能が変わるため、最新の内容は必ず各公式サイトまたは社内のIT管理者にご確認ください。
Teamsの「文字起こし」には2つの役割がある
最初にここを押さえておくと、設定でつまずきません。Teamsで「文字起こし」と呼ばれるものは、大きく2つの役割に分かれます。
- ライブキャプション(字幕):会議中に話した言葉がリアルタイムで画面下に字幕として流れる。あくまで「表示」で、自動保存はされない。
- トランスクリプト(文字起こしの記録):会議中に開始すると発言が話者名つきでテキスト化され、会議後に保存・閲覧・ダウンロードできる。
議事録づくりの起点になるのは後者のトランスクリプトです。字幕だけオンにしても会議後にテキストは残らないため、「字幕は出たのに記録が見つからない」という勘違いがよく起きます。
検索する人の多くは、本音では「会議が終わったら議事録の下書きができていてほしい」と思っています。であれば、見るべきは字幕ではなくトランスクリプト。ここを混同しないことが、設定を成功させる近道です。
トランスクリプト(文字起こし)を開始する手順
会議中にリアルタイムで文字起こしを記録する手順を見ていきます。ポイントは、管理者側の事前設定と会議中の操作の2段階に分かれることです。
事前に管理者がテナント設定で許可する
文字起こしのボタンが会議画面に出ない原因の大半は、ここがオフのままだったというものです。
- Teams管理センターにサインインする(組織のIT管理者の権限が必要)
- 会議ポリシーのなかから「文字起こし(トランスクリプション)」の項目を探す
- トランスクリプトの利用をオンにする
- 必要に応じて、参加者がダウンロードできる範囲なども設定する
自分が一般ユーザーで、会議画面に文字起こしのメニューが出てこない場合、たいていは組織でこの機能が許可されていないか、プランに含まれていません。グレーアウトや非表示のときは、まず社内のIT管理者に有効化を依頼してください。これは自分の操作では解決できない部分です。
会議中に「その他の操作」から開始する
事前設定が済んでいれば、会議中の操作はシンプルです。
- 会議画面の上部にある「その他の操作(…)」をクリック
- 「録音と文字起こし」を選ぶ
- 「文字起こしを開始」をクリックすると、発言が話者名つきでリアルタイムにテキスト化され始める
- 言語メニューから日本語(話している言語)を選択する
開始すると、参加者には文字起こしが行われている旨が通知されます。これは記録を取ることの透明性を保つための仕様で、勝手に隠れて記録できる機能ではありません。会議の冒頭で「文字起こしを取りますね」と一言添えると、参加者も安心して話せます。
私が最初に戸惑ったのは、言語を取り違えると精度が一気に落ちる点でした。日本語の会議なのに英語のまま開始してしまい、ほぼ意味の通らないテキストになったことがあります。最初に言語を日本語へ切り替える——これだけで体感の精度がまったく変わります。
保存したトランスクリプトはどこにある?
ここでつまずく人が非常に多いので、独立した章で解説します。会議中に文字起こしを開始しても、「終わったあと、あのテキストはどこ?」と迷子になりがちです。
会議終了後、トランスクリプトは主に次の場所から確認できます。
- 会議チャット:会議のチャットスレッドに、トランスクリプトへのリンクや項目が表示される
- 会議の詳細画面:Teamsのカレンダーから該当の会議を開き、「録音/トランスクリプト」タブを見る
- OneDrive / SharePoint:録画と一緒に取得した場合、組織のストレージに保存されることがある
テキストとして手元に書き出したいときは、トランスクリプトの画面からダウンロードできます(.docや.vtt(字幕)形式など)。議事録の下書きとして編集したいなら、この書き出したテキストを起点にすると一気に楽になります。
私の運用では、会議が終わったらまず会議チャットを開いてトランスクリプトの有無を確認するクセをつけています。「取ったつもりで取れていなかった」を防げますし、後述するCopilot要約とセットで処理する流れも作りやすくなります。
Copilotで要約とToDoを自動生成する
ここからが、議事録づくりを一番ラクにしてくれる部分です。Copilotが利用できる環境なら、会議の内容をAIが要約し、決定事項や次のアクションまで自動でまとめてくれます。
Copilotでできること
Copilotに依頼すると、たとえば次のようなアウトプットが得られます。
- 会議全体の要約(何が話され、何が決まったか)
- 決定事項と未決事項の整理
- 次のアクション(ToDo)と担当者の抽出
- 「自分が話していなかった間に何が決まったか」のキャッチアップ
特に効くのが、トランスクリプトが残っている会議ほどCopilotの精度が上がることです。文字起こしという「材料」があるからこそ、AIは正確に要約できます。だからこそ、文字起こしとCopilotはセットで使うのがおすすめです。
使う流れ
- 会議中、または会議後にCopilotを開く
- 「この会議を要約して」「決定事項とToDoを箇条書きにして」などと指示する
- 要約・決定事項・次のアクションが自動で生成される
- 内容を確認し、必要な部分だけ修正する
実際に使うと、「何が決まったか」「誰が何をやるか」のたたき台が会議直後に手元にある状態は快適です。ゼロから議事録を書くのと、要約を直すだけなのとでは、作業負担が大きく変わります。
ただし、ここで油断は禁物です。次の章で、その理由を正直にお伝えします。
Teamsの文字起こし・要約の「精度の限界」を正直に
便利な機能ですが、過信は禁物です。実際に運用してみて分かった、日本語ならではの弱点を共有します。
- 発言が被ると弱い:複数人が同時に話すと、文字起こしが途切れたり混ざったりしやすい
- 固有名詞・専門用語が苦手:社名、人名、製品名、業界用語は誤変換が残りやすい
- 数字と日付は要注意:金額や期日は議事録で最も重要なのに、AIが取り違えることがある
- 要約は「言った/決まった」の区別が曖昧になりがち:検討中の話を決定事項のように書いてしまうことがある
つまり、Teamsの文字起こしとCopilot要約は「優秀な下書き」であって、完成品ではありません。私の運用ルールはシンプルで、決定事項・担当者・期日・固有名詞だけを会議直後に見直すこと。ここだけ押さえれば、配布できる議事録まで数分で仕上がります。
精度を一段上げるコツも実体験から挙げておきます。
- 文字起こしの言語を必ず日本語に設定してから開始する
- 発言が被らないよう、ファシリテーターが一言ずつ区切って進める
- 重要な数字や決定は、口頭で「つまり〇〇ということですね」と言い直す(AIも拾いやすくなる)
- マイク環境の悪い参加者がいると全体の精度が落ちるため、静かな場所からの参加を促す
会議の進め方そのものを見直したい方は、Web会議の議事録を自動化する考え方もあわせて読むと、ツールと運用の両面が整理できます。Teams以外、たとえばZoomで文字起こし・議事録を自動化する方法やGoogle Meetで議事録を自動化する方法も、基本の考え方は共通です。
「文字起こしが使えなかった/録音だけ残った」ときの現実的な選択肢
ここまではTeamsの中で完結する方法でした。ですが、こんなケースは少なくありません。
- 組織のプランや設定でトランスクリプトもCopilotも使えなかった
- 文字起こしを開始し忘れたまま会議が終わった
- とりあえず録画(音声)だけは手元にある
- 社外のゲストが多く、Teams上での記録共有がしにくい
この場合、録画した音声ファイルを丸ごとAIに処理させて、文字起こしと議事録を作るのが現実的です。Teamsのライブ機能が「会議中」に効くのに対し、こちらは「会議後」に効くアプローチで、過去の会議もまとめて救済できます。
私自身、文字起こしを取り忘れた会議は、録画から音声を取り出して専用アプリに渡し、議事録を起こし直しています。実は、こちらの「あとから処理」のほうが、固有名詞の修正や見直しが落ち着いてできて、結果的に精度の高い議事録になることも多いです。
そして、もしそもそも録音から議事録まで一気にラクにしたいなら、専用アプリを使うのが手間が少ない、というのが実感です。
たとえば私が日々使っているメモリス(Memolith)は、スマホで録音するだけでAIが議事録を自動作成するiOS/Androidアプリです。専用デバイスは不要で、対応する音声ファイル(m4a/mp3/webm/mp4/wav/mpga/mpeg)を渡せば文字起こしから議事録までを自動でこなします。Teamsの録画から取り出した音声を投げるだけで議事録の下書きができるので、「文字起こしを取り忘れた会議」や「テナント設定で機能が使えない環境」の救済にも向いています。
メモリスの特徴を簡単に挙げると、次のとおりです。
- 高精度の議事録に加え、認識ずれ検知で取り違えやすい箇所に気づける
- Ask Memolithで、過去の会議内容をあとからAIに質問できる(「あの件、結論は?」が一発)
- 交渉戦略支援・コーチングなど、議事録の先の活用まで踏み込める
- 日本語・英語に対応
- セキュリティ面では、AI処理の完了後に音声データを即時自動削除する
- 料金は無料トライアル(登録後3回の議事録作成+Ask Memolith)から試せ、続けるならエリート 830円/月(月20回)、エグゼクティブ 1,380円/月(月50回)
「まず録画から議事録づくりを試したい」という方は、無料トライアルで自分のTeams録画を1本処理してみると、手作業との差が体感できるはずです。
まとめ:Teamsの文字起こしは「トランスクリプト+Copilot」で考える
最後に要点を整理します。
- Teamsの文字起こしにはライブキャプション(表示のみ)とトランスクリプト(保存される記録)がある。議事録の起点は後者
- トランスクリプトは会議画面の「その他の操作(…)」→「録音と文字起こし」→「文字起こしを開始」で開始する
- 多くの組織では管理者がテナント設定で機能を許可しておく必要がある。ボタンが出ないときはIT管理者に相談
- 開始前に言語を日本語に設定すると精度が大きく変わる
- 保存したトランスクリプトは会議チャットや会議詳細の「録音/トランスクリプト」タブから確認・ダウンロードできる
- Copilotを使えば要約・決定事項・ToDoまで自動生成でき、トランスクリプトが残っているほど精度が上がる
- 文字起こし・要約は優秀な下書きだが、決定事項・担当者・期日・固有名詞だけは必ず人が確認する
- 機能が使えない、または録音だけが残ったときは、録画ファイルを丸ごとAIに処理させるのが現実的
Teamsの文字起こしは、コツさえ掴めば議事録づくりの負担を大きく減らせます。まずは次の会議の前に、機能が使える環境かを管理者に確認し、開始時の言語設定を日本語にしておくこと。これだけで体験が一変します。
そして「会議中の設定に頼らず、録音から議事録まで自動化したい」と感じたら、メモリス(Memolith)の無料トライアルで一度、自分の会議を議事録にしてみてください。手で起こしていた時間が、まるごと別の仕事に使えるようになります。
よくある質問
Teamsの文字起こし(トランスクリプト)は無料でも使えますか?
トランスクリプト機能はMicrosoft 365のビジネス向けプランに含まれることが一般的で、無料版のTeamsでは利用できない場合があります。さらに管理者がテナント設定で文字起こしを許可していないと、会議画面にボタンが表示されません。利用できるかどうかはプランの種類や組織の設定で変わるため、最新の対応状況は社内のIT管理者またはMicrosoft公式でご確認ください。
Teamsの会議トランスクリプトはどこに保存されますか?
会議中に開始したトランスクリプトは、会議終了後に会議チャットや、カレンダーから開いた会議の詳細画面の『録音/トランスクリプト』タブで閲覧・ダウンロードできます。録画と一緒に取得した場合は、組織のOneDriveやSharePointに保存されることもあります。テキストとして書き出したい場合は、トランスクリプト画面からダウンロード(.docや.vttなどの形式)が可能です。
Teamsの文字起こしや要約はそのまま議事録にできますか?
下書きとしては非常に有用ですが、無修正での配布は避けたほうが安全です。発言が被った箇所、社名や人名などの固有名詞、金額や期日といった数字、決定事項と担当者はAIが取り違えやすいポイントです。会議後にその部分だけ人の目で確認して直せば、短時間で配布できる議事録に仕上がります。録音ファイルから後でまとめ直したい場合は、ファイルを丸ごと処理できる専用アプリが向いています。
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難しい設定は不要です。いつもの会議で、録音ボタンを押すだけ。面倒な議事録作成から解放されましょう。
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