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2026年08月20日 09:00

電話の文字起こしのやり方|録音からAI要約までの手順

執筆: Takumi(Memolith開発者)
メモリスメモリスによる要約
  • 電話の文字起こしは、通話を録音してから音声ファイルをAIに渡す2段階の作業になります
  • iPhoneはOS標準機能で録音できますが、Androidは機種・地域によって対応が分かれます
  • メモリス自体に通話録音機能はなく、録音済みファイルを読み込ませて文字起こし・要約する使い方です

市役所の窓口に電話をかけ、担当者から手続きの説明を一通り聞き終えた直後、必要な書類と提出期限をもう一度確認しようとして固まった経験はないでしょうか。メモは取っていたはずなのに、手元に残っているのは聞き取れた単語の断片だけで、肝心の「いつまでに」「何を」が抜け落ちています。

保険の見直し、サブスクの解約、宅配便の再配達依頼、フリーランスへの電話取材。日常の電話は、営業や商談のように事前に議題が決まっているわけではなく、聞きながら考え、その場で答えを返す一往復ずつの積み重ねになりがちです。だからこそメモが追いつきません。営業や商談の電話で条件面を漏れなく記録したい場合は、電話営業・電話商談を録音して記録する方法にまとめているので、そちらを先に確認してください。ここで扱うのは、それ以外の、もっと日常的な電話を文字起こしして残す方法です。

録音してAIに任せる、という基本的な発想は会議やオンライン商談と変わりません。ただし電話には、それらにはない一段階が挟まります。録音そのものを、どうやって手に入れるかという問題です。

なぜ電話は「そばに置くだけ」の録音が通用しないのか

会議やオンラインの打ち合わせなら、スマホを机に置いて録音ボタンを押すだけで済みます。マイクは目の前にあり、参加者の声を拾うことだけを考えればよいからです。

電話はそうはいきません。相手の声は、耳に当てたイヤースピーカーか受話用のスピーカーから聞こえていて、自分のスマホのマイクにはほとんど乗りません。会議と同じ感覚で「そばに置いて録音」しても、録れているのは自分の声だけ、というのはよくある失敗です。

通話そのものを記録に残すには、電話アプリやOS側が用意した専用の録音機能を使う必要があります。ここが、電話の文字起こしが会議の文字起こしより一段面倒な理由です。

通話を録音する方法は、機種とキャリアで変わる

iPhoneの通話録音機能

iOS 18.1以降を搭載し、対応機種(iPhone XS/XR、iPhone SE(第2世代)以降)であれば、標準の電話アプリに通話録音機能が搭載されています。通話中に表示される録音アイコンをタップすると、「この通話は録音されています」という自動音声が流れたうえで録音が始まります。この案内は仕様上オフにできず、相手にも録音していることが必ず伝わる仕組みです。

Androidの通話録音機能

Androidは事情が少し複雑です。標準の電話アプリに通話録音機能が搭載されているかどうかは、メーカー・機種・OSバージョン、そして地域によって分かれます。SamsungやXiaomiなど一部メーカーの機種は標準搭載されていることがある一方、Google Pixelや国内メーカーの機種の多くは、日本国内では通話録音機能を持たないとされています。搭載されていない場合は、通話録音に対応したアプリを別途使うか、スピーカー通話にしたうえで外部のICレコーダーなどで拾う方法になります。

キャリアのAI通話要約機能

もう一つの入手経路が、通信キャリア自身が提供する通話アプリです。楽天モバイルは2026年8月、通話アプリ「Rakuten Link」に「AI通話要約」機能を追加しました。通話中に表示されるボタンをタップすると、通話後に要約が届く仕組みで、対応する契約者であれば追加のアプリを入れずに使えます。仕組みの詳細は楽天モバイル「Rakuten Link」にAI通話要約機能、Android/iPhone両対応で提供開始で扱いました。

ただしこれは、契約している回線がRakuten Linkに対応している場合に限られる選択肢です。特定のキャリアや通話アプリに依存せず電話を記録したいなら、ここから説明する「録音してからAIに渡す」方法のほうが、機種やキャリアを問わず使える分、汎用性が高くなります。

録音する前に、確認しておきたいこと

自分が参加している電話を録音すること自体は、それだけで直ちに違法とされるわけではない、と説明されることが多いようです。ただし相手が個人か企業の窓口かや、録音データを後でどう使うかによって扱いが変わる場合もあります。判断に迷う場合は、弁護士などの専門家に相談してください。

法律上の問題がなくても、マナーとしての配慮は別に必要です。企業の問い合わせ窓口は「品質向上のため録音させていただきます」と冒頭で案内してくることが多く、こちらから重要な電話をかける場合も、必要であれば同じように一言添えると角が立ちません。家族や友人との個人的な電話であれば、そこまでの案内は求められないことがほとんどですが、内容を後から誰かと共有する予定があるなら、その旨だけは伝えておいたほうが信頼を損ないません。

録音した音声を、AIで文字起こし・要約に変える

ここまでの方法で手に入るのは、あくまで音声ファイルです。文字にして初めて、検索したり誰かに共有したりできる記録になります。

メモリス(Memolith)は、AIボイスメモ(録音するだけでAIが文字起こし・要約してくれるアプリ)です。メモリス自体には通話を録音する機能はなく、iPhone・Androidの標準機能や通話録音アプリで保存した音声ファイル(m4a/mp3/webm/mp4/wav/mpga/mpeg形式に対応)を、そのままアップロードして使う形になります。

処理の流れは、通話を録音する→録音が終わった音声ファイルをメモリスに読み込ませる→AIが処理し、数分で文字起こしと要約の下書きが完成する、というものです。通話中にその場でテキスト化されるリアルタイム処理ではなく、通話を終えたあとにAIがまとめて処理する仕組みなので、通話中は会話そのものに集中できます。

文字起こしエンジンには音声認識モデルのGPT-4o Transcribeを採用しており、使うほど固有名詞や専門用語の認識精度が上がっていきます。AIの処理が完了すると音声データは即時自動で削除されるため、個人情報を含む通話でも扱いやすい設計です。金額・日付・担当者名など、AIが誤認識しやすい箇所だけは、録音を聞き直して確認・修正すれば、正式な記録として使えます。

「その場で文字起こし」したい場合との違い

通話中にその場で字幕のように文字を表示したい、という需要を持つ人もいるはずです。Androidの一部端末には、通話中の音声をその場で字幕表示する機能を持つものもありますが、これは画面上に一時的に文字を映す機能であり、通話後に検索したり誰かに共有したりできる記録として保存されるとは限りません。

あとから見返せる記録として残したいなら、リアルタイムでの字幕表示と、録音後にAIがまとめて処理する文字起こしは、目的が異なる別の機能だと考えたほうが実態に近いです。ここまで説明してきたのは、後者の「あとから見返せる記録」を作る方法です。

電話の文字起こしが役立つ場面

営業や商談以外にも、電話の文字起こしが役立つ場面は多くあります。

  • 行政・保険・契約の窓口への問い合わせ:手続きの条件や必要書類、期限を聞き逃さず記録できる
  • フリーランスやライターの電話取材・打診:発言をそのまま残せるため、あとで記事や提案書に引用しやすい
  • 引っ越し・配送・修理などの日程調整:口頭で決まった日時や条件を、あとで見返して確認できる
  • 学校や習い事教室とのやり取り:行事の日程や持ち物など、聞き漏らしやすい連絡事項を残せる

まとめ

  • 電話の文字起こしは、通話を録音してから音声ファイルをAIに渡す2段階の作業です
  • iPhoneはOS標準機能、Androidは機種・地域による対応の違いがあり、キャリアのAI通話要約機能という選択肢もあります
  • メモリス自体に通話録音機能はなく、録音済みの音声ファイルを読み込ませて文字起こし・要約させる使い方になります
  • 録音前には可否・マナーの確認を、AIの下書きは金額・固有名詞だけ人が確認すれば、短時間で正確な記録になります

電話の文字起こしを試してみたい方は、まず1本の通話を録音し、AIが数分で作る下書きを一度体験してみてください。メモリスの無料トライアルは登録後3回まで無料で、続けるならエリート830円/月(月20回)です。

あわせて読みたい:

よくある質問

電話を録音するのに、相手の許可は必要ですか?

自分が参加している電話の録音は、それだけで直ちに違法とされるわけではない、と説明されることが多いようです。ただし相手が誰か(個人か、企業の窓口か)や、録音データの使い方によって扱いが変わる場合もあります。判断に迷う場合は、弁護士などの専門家に相談してください。企業の窓口であれば「録音させていただきます」と冒頭で案内されることが多く、こちらから重要な電話をかける場合も、必要に応じて同じように一言添えると安心です。

iPhoneとAndroidで、通話録音の対応状況はどう違いますか?

iPhoneはiOS 18.1以降・対応機種(iPhone XS/XR、iPhone SE(第2世代)以降)であれば、標準の電話アプリで通話録音ができます。Androidは機種・OSバージョン・地域によって対応が分かれ、SamsungやXiaomiなど一部メーカーの機種は標準搭載されていることがある一方、Google Pixelや国内メーカーの機種の多くは、日本国内では通話録音機能を持たないとされています。対応外の場合は、通話録音アプリを別途使う方法になります。

電話の内容をその場でリアルタイムに文字起こしできますか?

メモリスにその機能はありません。通話を録音し、録音が終わったあとにAIへ渡して処理する仕組みで、数分で文字起こしと要約の下書きが完成します。通話中にその場で字幕のように表示する機能を持つ端末もありますが、それはあとから検索・共有できる記録として保存される仕組みとは別物です。あとから見返せる記録を残したいなら、録音してからAIに渡す方法が確実です。

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