ChatGPT・Codexの 5時間 制限は 今どうなってる? AI利用上限まとめ
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- 2026年08月28日:内容の誤りを訂正しました(ChatGPT Work・Codexの5時間制限の復活時期を一次情報で確認し訂正、出典と利用者数も更新)
- 2026年08月20日:内容を大幅に加筆・改稿しました(各社のAI利用上限比較表と変更履歴を追加)

- ChatGPT Work・Codexの5時間制限は2026年7月28日に『明日から再開』と予告されたが実際には先送りされ、本当に復活したのは8月25〜26日(Plusプランで確認、Pro $100/$200は当面除外)
- Claude Codeは週次利用制限を50%増やすキャンペーンを2026年8月31日まで延長中で、Codexの急成長(2026年8月21日に2,000万アクティブユーザー突破)が背景にある
- Geminiは2026年5月17日にメッセージ数の上限をやめ、プロンプトの複雑さで消費量が決まる「計算ベースの利用上限」に切り替えた
※AI各社の利用上限に関する情報は2026年8月28日時点のものです。ChatGPT・Codex・Claude・Geminiとも制限の中身は数週間単位で見直されており、変更が確認され次第この記事を更新する。
ChatGPT・Codex・Claude・Geminiは、有料プランに入っても使い放題にはならない。数時間単位や週単位で使える量の上限があり、その中身を各社とも頻繁に見直し続けている。現時点で分かっている利用上限を、まず表にまとめた。
| サービス(プラン) | 制限の仕組み | 2026年8月28日時点の状況 |
|---|---|---|
| ChatGPT Work・Codex(Plus/Pro/Business) | 直近5時間の利用量で枠が決まる「5時間制限」+週次の上限 | Plusプランで2026年8月25〜26日に5時間制限が復活(7月末に一度予告されたが先送りされていた)。Pro($100/$200)は当面除外、Businessでの扱いは今回の発表で明言されていない |
| Claude Pro・Max/Claude Code | 5時間ごとのセッション制限+週次上限の二段階(具体的な数値は非公開) | Claude Codeの週次上限を50%増やすキャンペーンを2026年8月31日まで延長中 |
| Gemini(無料/AI Plus/AI Pro/AI Ultra) | プロンプトの複雑さ・使用モデル・会話の長さで消費量が変わる「計算ベースの利用上限」 | 2026年5月17日にメッセージ数上限から切り替え済み。無料版を基準に、AI Plusは2倍、AI Proは4倍、AI Ultraは契約内容によりAI Proの5倍または20倍 |
OpenAIの有料プラン(Plus・Pro・法人向けBusiness)と、そのプランに付随するAIコーディング支援ツール「Codex」は、もともと直近5時間の利用量で枠が決まる「5時間制限」という仕組みを共有していた。この枠は5時間ごとにリセットされ、それとは別に週単位の上限も存在する。ただし2026年8月時点で実際にこの5時間制限がかかっているのはPlusプランのみで、Pro($100/$200)は当面除外、Businessでの扱いは未確認だ(詳しい経緯は後述の変更履歴を参照)。ChatGPT Workという名称は、Codexと統合されたビジネス向けChatGPTの呼び方だ。
AnthropicのClaude Pro・Maxも同じ二段構えで、5時間ごとのセッション制限に加えて週次の上限がある。ただしAnthropicは具体的なメッセージ数を公表しておらず、消費量はプロンプトの長さや使うモデルの重さによって変わる(Anthropic公式ヘルプ)。コーディング向けの「Claude Code」(CLI・IDE拡張・デスクトップアプリなどで使うAIコーディング支援ツール)は、この週次上限を対象にした増量キャンペーンが2026年8月18日に延長されたばかりで、詳しくは後述する。
GoogleのGemini(無料版、有料のAI Plus・AI Pro・AI Ultra)は、2026年5月17日を境に上限の仕組みを変えた。それまでの「一定期間に送れるメッセージ数」という数え方をやめ、プロンプトの複雑さ・使うモデル・会話の長さから消費量を計算する「計算ベースの利用上限」に一本化した。上限は5時間ごとに一部回復し、週間の上限に達するまで使える(Google公式ヘルプ)。
これらの上限が数週間単位で動く背景には、利用者の急増がある。OpenAIでCodexとChatGPT Workを担当するティボ・ソティオ氏がXで公表してきた数字を追うと、Codexのアクティブユーザーは2026年7月12日時点の600万人から、8月13日に1,500万人、8月21日には2,000万人を突破した(Xでの発表)。1カ月半で3倍以上に膨らんだ計算だ。Anthropicが同じ8月にClaude Codeの週次上限引き上げキャンペーンを延長した背景にも、この競争環境があると報じられている。利用上限は各サービスの使い勝手を左右する数少ない差別化要素であり、相手の動きに合わせて調整され続けている。
変更履歴(一次情報ベース)
- 2026年7月12日(現地時間):ソティオ氏が、「Codex」「ChatGPT Work」のPlus・Business・Proの全プランで5時間制限を一時的に撤廃するとXで発表。同時に「GPT-5.6 Sol」の効率化と、アクティブユーザー600万人到達を記念したボーナスリセットも発表した(窓の杜も同日中に報道)。
- 2026年7月13日〜7月27日:撤廃期間中、アクティブユーザー数の節目到達や大規模障害からの復旧のたびに、全ユーザー向けのボーナスリセットが繰り返し付与された。週次の上限自体は、この間も一度も解除されていない。
- 2026年7月28日(現地時間):ソティオ氏が、5時間制限を「明日から」再開するとXで発表。GPT-5.6 Solの改善とセットで、利用可能な時間は約18%延びる見通しも示した(ITmediaなど複数媒体が報道)。もっとも、この予告は実行されなかった。 ソティオ氏本人が8月25日の投稿で「前にも少し触れたが、あのときは先送りにした(I had mentioned this a while ago, but then postponed it)」と明かしている。
- 2026年7月30日〜8月24日:5時間制限は復活しないまま、週次上限のみの運用が1カ月近く続いた。この間もアクティブユーザー数の節目到達のたびにボーナスリセット・バンクト(貯蓄型)リセットが付与され続け、8月13日に1,500万人、8月21日には2,000万人を突破した(Xでの発表、PC Watchも一部を報道)。
- 2026年8月18日(現地時間):Anthropicが「Claude Code」の週次利用制限を50%多く使えるキャンペーンを、それまでの期限だった8月19日から8月31日まで再延長すると発表。このキャンペーンは5月13日に始まり、既に当初の終了期限を延長していた。対象はPro・Max・Team・Enterprise(シートベース)の有料プラン。同社は「この変更を恒久化したいと考えているが、AIモデルの需要が高く、今後数週間は容量が逼迫(ひっぱく)する可能性がある」と説明している(Anthropic公式ヘルプ、ITmediaも詳報)。
- 2026年8月24日夜(現地時間、日本時間25日):ソティオ氏が改めてXで、Plusアカウント向けに5時間制限を「明日から」復活させると発表。理由として(a)計算負荷を平準化し週次の上限を寛大に保つため、(b)Plusプランのカジュアルな利用者が誤って週の上限を一気に使い切ってしまう問題を防ぐため、の2点を挙げた。あわせて「Pro($100/$200)については、今後数カ月は5時間制限を有効化しない」と明言している。
- 2026年8月25〜26日(現地時間25日・日本時間26日ごろ):予告どおり、Plusプランで5時間制限が実際に復活。Businessプランがこの復活に含まれるかは、今回のXの発表では名指しされておらず確認できていない。
利用上限という発想は、チャット型のAIアシスタントに限らない。スマホで録音するだけで文字起こし・要約するAIボイスメモアプリ「メモリス」にも、プランごとの月間処理回数の上限がある(エリートプランは月20回、エグゼクティブプランは月50回)。上限の刻み方は数時間単位か月単位かでサービスごとに違うが、無制限に処理し続けられるAIサービスがまだ珍しいという点は共通している。
有料プランでAIエージェントに作業を任せている人には、上限の数字そのものより、上限がいつ動くかを追い続ける方が実用的だ。ただし今回の一件が示すのは、「担当者がXで予告した内容」と「実際に切り替わるタイミング」の間には、数週間単位のズレが生まれうるということだ。ソティオ氏は7月28日に「明日から」再開すると宣言しておきながら、実際に切り替えたのは8月25〜26日だった。予告を見た時点で慌てて運用を変えるのではなく、実際にアプリ上で制限がかかっているかを確かめてから対応したほうが、手戻りが少ない。
もう一つ見落とされがちなのが、対象プランの範囲だ。7月12日の撤廃はPlus・Business・Proの3プランを名指ししていたのに対し、8月の復活告知はPlusのみを名指しし、Pro($100/$200)は除外を明言する一方、Businessプランについては何も触れていない。撤廃時に名前が挙がったプランが、復活時にも同じ扱いを受けるとは限らない。Businessプランで契約している場合は、自分の環境で実際に5時間ごとの制限がかかっているかを個別に確認したほうが確実だ。ChatGPT Work・Codexは5時間制限の周辺で今後も細かな調整が続く可能性が高く、Claude Codeも8月31日の延長期限がどうなるかが次の分岐点になる。




