
- 新カテゴリPC「Googlebook」、9月21日予約開始
- 第一弾はAcer、Asus、Dell、HP、Lenovoが今秋発売
- 一部のスマホ連携機能はAndroid 17以上が必要と脚注に記載
Googleが、新しいノートパソコンのカテゴリ「Googlebook」を発表した。
Googlebook公式サイトによると、9月21日から予約受付が始まり、今秋に発売される。
第一弾はAcer、Asus、Dell、HP、Lenovoといった大手PCメーカーが手がけるという。
Googlebookは、スマートフォン向けOSの「Android」と、Googleのノートパソコン向けOS「ChromeOS」の両方の強みを組み合わせた、新しいフラッグシップ機のカテゴリと位置づけられている。
従来の「Chromebook」がChromeOSを搭載し、シンプルさと速さを優先した日常使いの機種だったのに対し、Googlebookは高品質な素材と高い処理性能、そしてAI機能、Androidスマホとの連携を売りにする。
搭載されるAI機能の名称は「Gemini Intelligence」だ。
画面上で気になる対象を選ぶと、その対象についてGoogleのAI「Gemini」に質問や比較、作成を頼める「Magic Pointer」や、指示するだけでカスタムウィジェットを作れる「Create My Widget」といった機能が公式サイトで紹介されている。
これらの機能はネット接続が前提とされており、デモ映像も動作の流れを短縮したもので実際の結果とは異なる場合があるとの注記が添えられている。
Googlebookはスマホとの連携も特徴の一つに掲げる。
スマホにインストールしたアプリをそのままノートパソコンの画面で開いたり、スマホ内のファイルをノートパソコン上にあるかのように扱えたりする機能が用意されているという。
公式サイトには、これらの一部の連携機能にAndroid 17以上を搭載したスマホが必要だとの注記がある。
Googlebookが働き方に投げかけるのは、単なる「新型ノートPCが出た」というニュース以上の話だ。
これまでノートパソコンは単体の性能で選べば十分だったが、Googlebookの一部の目玉機能は手元のスマホの世代に左右される設計になっている。
良いノートパソコンを買っても、スマホのOSが古ければ連携機能が使えないという逆転が起こりうる。
AIを積んだノートパソコンに買い替えれば仕事が速くなる、という受け止め方は一見もっともに見える。
しかし公式サイトが示す通り、Googlebookの目玉機能はノートパソコン単体の性能だけでは完結しない。
Magic PointerやCreate My Widgetといった機能はネット接続が前提であり、画面越しにスマホのアプリを開く機能やスマホ内のファイルをそのまま扱う機能は、公式サイトの注記によればスマホ側がAndroid 17以上であることが条件になっている。
ノートパソコンを新調する前に、普段使っているスマホのOSやネットワーク環境がその条件を満たしているかを確かめておく必要がある。
この構図は、Googlebookに限った話ではない。
Googleは他の端末でもGeminiの統合を進めており、Windows向けのGeminiデスクトップアプリ提供もその一つだ。GeminiをOSに組み込む動きはAppleにも及んでおり、次世代Siriへの採用も発表されている。
AI機能を軸にした端末は、単体の性能よりも、手元の別の端末や通信環境との組み合わせで価値が決まりやすい。
仕事道具としてAI端末を選ぶときは、スペック表だけでなく、普段使っているスマホやOS、ネットワーク環境との相性まで含めて検討する必要がある。
働く場面での記録の扱いも、端末の組み合わせで結果が変わりやすい領域の一つだ。
メモリスはAIボイスメモで、iPhoneでもAndroidでも専用の周辺機器を使わずに録音でき、録音を終えたあとにAIが処理して数分後には文字起こしと要約が届く。
Googlebookのように一部機能がスマホの世代で使える範囲が変わる設計とは異なり、iPhoneでもAndroidでも同じ流れで記録を残せる仕組みだ。




