
- AutoMemoの無料お試しは月1時間まで・閲覧7日間で、期間が過ぎると文字起こし結果は見られなくなる(原則。専用レコーダー等の購入者は除く)
- メモリスの無料トライアルは登録後3回までで、時間ではなく回数で管理され、AutoMemoのような閲覧期限は公式サイトのどこにも記載されていない
- AutoMemoは議事録・商談記録などビジネス利用を前面に押し出す一方、メモリスは会議に限らず思いつきや作業メモまでAIボイスメモとして扱う設計
「AutoMemoの無料お試しを使ってみたら、録音から1週間で文字起こしの結果が見られなくなった……」
そんな声を、レビューサイトで見かけることがある。1時間の枠をまだ使い切っていなくても、録音から7日が過ぎればその結果は閲覧できなくなる。AutoMemo(オートメモ)の無料お試しプランは、そういう設計になっている。
AutoMemo(オートメモ)はソースネクストが提供する文字起こしAIで、ITreviewや個人ブログでも「代替」「比較」で検索されるほど利用者の多いサービスだ。ただ、それらの記事を見ても、比較対象に挙がるのはNottaのような同じく法人向けの大手ツールばかりで、スマホ完結型のAIボイスメモアプリはあまり出てこない。
結論から言うと、AutoMemoがやっていること(録音してAIで文字起こし・要約する)自体は、スマホとアプリだけでも実現できる。この記事では、無料お試しの設計と、カバーする用途の広さという2つの軸で、メモリスとの違いを整理する。
※本記事の料金・仕様は2026年8月時点の各社公開情報(automemo.com/pricing-plansを含む)に基づきます。プランの変動もあるため、最新の内容は必ず各公式サイトでご確認ください。
AutoMemoの無料お試し・料金を整理する
AutoMemo公式サイトの公開情報に基づく料金プランは次のとおりだ。
| 項目 | お試しプラン | プレミアムプラン |
|---|---|---|
| 料金(税込) | 無料 | 1,480円/月(初月無料)/年14,800円(一括) |
| 文字起こし時間 | 1時間/月 | 30時間/月 |
| 要約回数 | 無制限(1ファイルにつき1回まで) | 無制限(1ファイルにつき1回まで) |
| データ閲覧期間 | 7日間 | 無制限 |
まず押さえておきたいのは、要約機能そのものはお試しプランでも無制限に使えるという点だ。AutoMemoは2025年6月のプラン改定で「要約は全プランで追加料金なし」に統一しており、無料か有料かで要約の有無が変わることはない。
分かれるのは文字起こしの時間と、データを見られる期間の2つだ。お試しプランは月1時間までしか文字起こしできず、しかも録音から7日が過ぎると、たとえ1時間の枠が残っていてもその結果は閲覧できなくなる(専用ボイスレコーダーなど特定の対象製品を購入済みの場合を除く、と公式サイトに注記がある)。1時間を使い切らないまま週をまたぐと、先に消えるのはむしろデータの方だ。
月30時間を超えて使う場合や、枠を使い切ったが今月はプレミアムに切り替えたくない場合は、10時間1,980円・50時間9,900円(いずれも有効期限180日)の文字起こし時間チャージを追加購入することもできる。
AutoMemoには専用ボイスレコーダー「AutoMemo S」「AutoMemo R」というオプション機器もある。ただしこれは対面での集音品質や2台同時録音を強化したい人向けの追加機器で、アプリ単体でも録音・文字起こしは完結する。専用デバイスの購入が前提になっているわけではない。
メモリスの料金・できることを整理する
| プラン | 月額 | 利用回数 | AI要約 |
|---|---|---|---|
| 無料トライアル | 無料 | 登録後3回まで(Ask Memolith込み) | ○ 全回対応 |
| エリート | 830円/月 | 月20回 | ○ 全回対応 |
| エグゼクティブ | 1,380円/月 | 月50回 | ○ 全回対応 |
メモリスは「時間」ではなく「回数」で利用枠を管理する。無料トライアルの3回から要約済みの議事録とAsk Memolith(過去の会議にAIで質問できる機能)まで使え、AutoMemoのような「録音から◯日で閲覧できなくなる」という期限は、公式サイトのどこにも記載されていない。
有料プラン(エリート・エグゼクティブ)では、認識ずれ検知・交渉戦略支援・コーチングといった会議支援機能も使える。対応音声形式はm4a・mp3・webm・mp4・wav・mpga・mpeg、AI処理が完了すると音声データは自動で削除され、手元に残るのは文字起こしと要約のテキストだけだ。
「時間」で管理するか、「回数」で管理するかで、お得さが変わる
AutoMemoとメモリスの料金差だけを見ると、月830円のメモリスの方が安く見えるかもしれない。ただし両者は、そもそも枠の数え方が違う。
AutoMemoは録音時間の合計で管理される。15分の作業メモを月に40回録るような、短い録音を高頻度でこなす使い方でも、合計はたった10時間で、プレミアムプラン(月30時間)の枠には十分収まる。一方でメモリスは回数で管理されるため、同じ40回の録音をすると、それだけでエリートプラン(月20回)の枠を超えてしまう。短い録音を頻繁にする人には、時間で管理されるAutoMemoの方が有利に働きやすい。
逆に、1回2〜3時間に及ぶ長い会議や商談を、月に10回ほど録音する使い方なら話は変わってくる。AutoMemoのプレミアムプランでは合計20〜30時間に達し、枠のほとんどを使い切ってしまう。メモリスなら、1回の長さに関係なく消費するのは「10回」だけなので、エグゼクティブプラン(月50回)にはまだ余裕がある。長い録音を回数少なめでこなす人には、回数で管理されるメモリスの方が有利に働きやすい。
つまりどちらが安いかは、月額の数字だけでは決まらない。録音1回あたりの平均的な長さと、月あたりの頻度を思い浮かべたうえで比べるのが確実だ。
なぜこの違いが生まれるのか
AutoMemoの公式サイトを見ると、訴求の中心は一貫して「議事録づくり」「商談」「言った・言わないの防止」「カスタマーハラスメント対策」といったビジネスの記録シーンにある。専用ボイスレコーダーも、対面の商談やリモート会議、外出先での打ち合わせという、ビジネスの録音シーンを広くカバーするための機器として位置づけられている。録音したデータはクラウド上で一元管理され、有料プランなら期限なく蓄積され、あとから音声そのものを聞き返すこともできる。
メモリスは「会議」に用途を絞っていない。会議はもちろん、思いつきや作業メモ、アイデアまで、スマホで録音したものは何でもAIが文字起こし・要約するAIボイスメモという設計だ。専用のハードウェア展開は持たず、今使っているスマホの録音機能をそのまま生かす。その代わり、AI処理が終わると音声データは自動で削除される。あとから検索して読み返せるのは文字起こしと要約のテキストで、録音そのものを聞き直すことはできない。
どちらが優れているという話ではない。データをクラウドに残し続けて音声ごと参照したい人にはAutoMemoの設計が合い、録音を長く保持されたくない人や、会議に限らず何でも録音してAIに任せたい人にはメモリスの設計が合う。
こんな人にはメモリスが向いている
- 会議に限らず何でも録音してAIに任せたい人:思いつき・作業メモ・アイデアなど、議事録以外の音声もそのままAIボイスメモとして扱えます。
- 無料お試しの期限を気にせず使いたい人:回数で管理され、AutoMemoのような閲覧期限は公式に定められていません。
- 専用デバイスを増やしたくない人:スマホ一台で録音から文字起こし・要約まで完結します。
- 認識ずれ検知・交渉戦略支援・コーチングまで欲しい人:文字起こしと要約に加えて、会議そのものの質を上げる機能を備えています。
こんな人にはAutoMemoも選択肢になる
- 月30時間規模でまとまった録音を定期的に行う人(時間制のプレミアムプランの方が枠を効率よく使えます)
- 専用ICレコーダーで対面の集音品質や2台同時録音を強化したい人
- 録音した音声そのものをあとから聞き返したい人(AutoMemoはデータをクラウドに蓄積し、話者ごとの再生機能なども備えています。メモリスは処理完了後に音声データを自動削除するため、録音の聞き直しはできません)
- 議事録づくりや商談記録など、ビジネスの記録用途に絞って使いたい人
まとめ
AutoMemoの無料お試しは月1時間まで・閲覧7日間という時間制限つきで、枠を使い切る前にデータの方が先に消えることもある。メモリスの無料トライアルは登録後3回までで、時間ではなく回数で管理され、期限による打ち切りは公式に定められていない。
どちらがお得かは、録音1回あたりの長さと頻度で変わる。会議に限らず何でも録音してAIに任せたい人、無料お試しの期限を気にせず試したい人は、メモリスの無料トライアルから使用感を確かめてみてほしい。
よくある質問
AutoMemoを 使わなくても、 同じような ことは できますか?
できます。AutoMemoがやっているのは『録音してAIで文字起こし・要約する』ことで、これはスマホの録音機能とAIボイスメモアプリの組み合わせでも実現できます。メモリスならスマホひとつで録音から要約作成まで完結し、専用のICレコーダーを買う必要はありません。AutoMemo自体もアプリ単体で使え、専用レコーダーは対面録音を強化したい人向けのオプションです(2026年8月時点・公式で要確認)。
AutoMemoと メモリスの 無料お試しはどう 違いますか?
AutoMemoのお試しプランは月1時間まで文字起こしでき、録音から7日を過ぎるとその結果は閲覧できなくなります(専用ボイスレコーダー等の対象製品を購入済みの場合を除く)。メモリスの無料トライアルは登録後3回までで、時間ではなく回数で管理されており、AutoMemoのような閲覧期限は公式サイトに記載されていません(2026年8月時点・各社公式で要確認)。
AutoMemoと メモリスの 料金差は どれくらいですか?
AutoMemoのプレミアムプランは月1,480円(初月無料)または年14,800円(月あたり約1,233円相当)で、月30時間まで文字起こしでき、要約とデータ閲覧は無制限です。メモリスはエリート月830円(月20回)・エグゼクティブ月1,380円(月50回)です。AutoMemoは『時間』、メモリスは『回数』で利用枠を管理するため、どちらがお得かは録音1回あたりの長さと頻度によって変わります(2026年8月時点の各社公開価格)。
専用ICレコーダーが ないと AutoMemoは 使えませんか?
使えます。AutoMemoはスマホアプリ単体でも録音・文字起こしができ、専用ボイスレコーダー『AutoMemo S』『AutoMemo R』は対面での集音品質や2台同時録音などを強化したい人向けのオプション機器です。メモリスも同様にスマホアプリのみで完結し、専用デバイスは扱っていません(2026年8月時点・公式で要確認)。




