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2026年08月21日 09:00

GROWモデルとは|コーチングの質問フレームワーク

執筆: Takumi(Memolith開発者)
メモリスメモリスによる要約
  • GROWモデルは目標・現状・選択肢・意志の4段階で対話を進めるコーチングの型
  • 段階ごとの質問例を知っておくと、1on1で沈黙が続いても次の一手に困らない
  • 対話に集中するほど記録は追いにくくなるため、録音してAIに任せる方法も有効

1on1で「最近どう?何か話したいことある?」と聞いて、相手が数秒黙り込む。よくある光景だと思う。聞く側は「答えやすい質問をしたつもりなのに」と戸惑うが、実のところ、質問に順番の型が無いことが原因であることが多い。

GROWモデルは、この手の対話を4段階に分けて進めるコーチングの型だ。Goal(目標)・Reality(現状)・Options(選択肢)・Will(意志)の頭文字を取ったもので、1980年代にイギリスのコーチ、ジョン・ウィットモアらが体系化したとされる。以来、上司と部下の1on1から外部コーチによるセッションまで、幅広く使われてきた。

この記事では、GROWモデルの4段階それぞれで何を聞くべきか、具体的な質問例とあわせて解説する。

GROWモデルの4段階

Goal(目標):まず「何を話したいか」を言葉にしてもらう

いきなり現状の課題を聞くと、話が愚痴や状況説明に流れやすい。先に「このセッションで何が話せたら良い状態か」を本人の言葉にしてもらうと、その後の対話に軸ができる。

  • 「今日話し終わったとき、どうなっていたら良い時間だったと言えそうですか」
  • 「この件について、最終的にどうなればいいと思っていますか」

Reality(現状):目標との距離を、事実で確認する

目標が決まったら、次は現在地の確認に入る。ここでの落とし穴は、聞き手が先回りして原因を決めつけてしまうことだ。あくまで本人の認識を、事実ベースで引き出す。

  • 「今の状況を、点数で表すとしたら10点満点で何点ですか」
  • 「実際にはこれまで、どんなことを試してみましたか」

Options(選択肢):答えを決めつけず、選択肢を広げる

多くの対話がうまくいかなくなるのはこの段階だ。聞き手が「こうすればいいのに」という答えを持っていると、無意識に誘導質問になってしまう。選択肢を出し切ってから絞り込む、という順番を守る。

  • 「他にどんなやり方が考えられそうですか」
  • 「もし制約が何も無いとしたら、何を試したいですか」

Will(意志):何を、いつまでにやるかを本人の言葉で

最後に、選択肢の中から本人が選んだものを、具体的な行動と期限に落とし込む。ここも聞き手が決めるのではなく、「いつまでに」「何を」を本人の口から言わせることが肝心だ。

  • 「まず何から始めますか」
  • 「次に話すときまでに、どこまで進んでいたら合格ですか」

GROWモデルを使うときに気をつけたいこと

4段階の型自体は単純だが、実際の対話では順番が崩れやすい。目標を決める前に「じゃあどうすればいいと思う?」とOptionsの質問をしてしまうと、そもそも何のための選択肢なのかが本人にも分からなくなる。今どの段階の話をしているかを、聞き手自身が意識し続けることが、型を機能させる一番の条件になる。

もう一つの落とし穴は、Willの段階で聞き手が期限や行動を決めてしまうことだ。上司が「じゃあ来週までにこれやっておいて」と決めてしまうと、それはGROWモデルではなく単なる指示になる。本人の意志として言語化されて初めて、行動につながりやすくなる。

対話に集中すると、記録が追いつかなくなる

GROWモデルの質問を守りながら聞くこと自体、思っている以上に集中力を使う。相手の答えを聞きながら次の段階への橋渡しを考え、誘導質問になっていないかを自己点検する。この状態でメモまで取ろうとすると、たいてい記録の方が犠牲になる。かといってメモを取らなければ、次の1on1までに「あのとき何て言っていたか」を忘れてしまう。

このジレンマの解決策として、セッションを録音してAIに任せる方法がある。メモリス(Memolith)はスマホで録音するだけで、AIが議事録の下書きを自動で作るアプリだ。録音が終わったあとにAIが処理する流れなので、対話中はメモを気にせず相手の話に集中できる。1on1やコーチングでよくある「相手の発言内容は覚えているのに、自分がどう質問したかは覚えていない」という悩みにも、録音を聞き返せば具体的に答えが見つかる。

料金は無料トライアル(登録後3回まで+Ask Memolith)から試せる。続けるならエリート830円/月(月20回)、セッション数が多いならエグゼクティブ1,380円/月(月50回)。

まとめ

  • GROWモデルは、Goal(目標)→Reality(現状)→Options(選択肢)→Will(意志)の順で対話を進めるコーチングの型
  • 各段階で聞き手が答えを決めつけず、本人の言葉を引き出すことが core
  • 対話に集中するほど記録は難しくなるため、録音してAIに任せる方法も選択肢になる

次の1on1やコーチングセッションで、まずはGoalとRealityの質問だけでも意識して使ってみてほしい。それだけで、対話の進み方が変わるはずだ。

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よくある質問

GROWモデルとは何ですか?

Goal(目標)・Reality(現状)・Options(選択肢)・Will(意志)の頭文字を取った、コーチングの対話を4段階で進める型です。1980年代にイギリスのコーチ、ジョン・ウィットモアらが体系化したとされ、現在は1on1やビジネスコーチングで広く使われています。

GROWモデルはどんな場面で使えますか?

上司と部下の1on1、外部コーチによるコーチングセッション、キャリア相談など、相手自身に答えを見つけてもらいたい対話全般で使えます。教えるのではなく、質問で本人の考えを引き出したい場面に向いています。

GROWモデルの順番は必ず守るべきですか?

基本はGoal→Reality→Options→Willの順で進めます。目標を決める前に選択肢の話に飛ぶと、そもそも何のための選択肢かがぼやけてしまうためです。ただし対話の中で現状の話に戻ることは自然に起こるので、厳密さより「今どの段階の話をしているか」を意識することの方が大切です。

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