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2026年08月14日(最終更新: 2026年08月21日

展示会メモの取り方|歩きながら録音して後で要約

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  • 2026年08月20日関連記事「AIボイスメモの使い方20選|シーン別の記録アイデア」への内部リンクを追加しました
  • 2026年08月21日関連記事への内部リンクを追加しました
執筆: Takumi(Memolith開発者)
メモリスメモリスによる要約
  • 手が塞がる展示会のブース巡りでは、書いて残すメモより数十秒の音声メモの方がずっと向いている
  • 1ブースごとに録音を切らず、数ブース分をまとめて処理に出すと月ごとの処理回数を無駄にしない
  • 会場を出たあとAIがテキスト化し、名刺を話した順に並べて照らし合わせれば当日の記憶が戻る

名刺の束を左手に持ち、パンフレットを何冊も小脇に抱えたまま、目の前のブース担当者の説明を聞いている。話の中身はおもしろい。ただ、書く手がない。

展示会を何ブースか回ったことがある人なら、覚えのある場面のはずだ。会場を出るころには、名刺だけが何十枚も手元に残り、どのブースで誰と何を話したのかは、半分近く記憶から抜けている。書けなかったからではない。そもそも書ける体勢になかったのだ。

書かずに、話せばいい。スマホに向かって数十秒しゃべるだけなら、歩きながらでもできる。ただし、講演会のメモとは勝手が違う部分があり、録り方にも展示会なりのコツがいる。

展示会のメモが「その場では無理」な3つの理由

集中力の問題ではない。展示会という場そのものに、メモを難しくする条件が重なっている。

手も目もふさがっていて、書く体勢が作れない

会議室のメモと違って、展示会場では常に何かを持っている。パンフレット、ノベルティ、受け取ったばかりの名刺。ペンとノートを構える両手が最初から埋まっている。スマホのメモアプリを開こうとしても、立ち止まって画面を注視する数秒のあいだ、目の前の担当者との会話は止まる。書く体勢を作ること自体が、次のブースへの移動を妨げる。

ブースの説明は一期一会で、資料には残らない

配布されるパンフレットには、製品名と機能一覧くらいしか載っていないことが多い。担当者が口頭で補足してくれる、自社の課題に当てはめた具体例や、価格の相談に乗ってくれた条件のほうが、実は価値が高い。ところがこの部分は資料のどこにも書かれておらず、聞いたその場でしか手に入らない。数分後には次の来場者への説明に切り替わっている。

数十社回るうちに、どこの話だったか分からなくなる

大きな展示会では、1日で30社、40社のブースを回ることも珍しくない。似たような業界の似たような製品説明が続くと、「あの機能、どこのブースで聞いたんだっけ」と後から混同する。名刺は残っていても、名刺と会話の中身が頭の中でつながらなくなる。

会場では「話す」だけに切り替える

速く書ければ解決するわけではない。必要なのは筆記の速さではなく、あとで自分が使える手がかりを、書く手が無い状態でも残す方法だ。

ブースを離れる瞬間、次のブースへ歩き出す前に、スマホに向かって数十秒だけ声で吹き込む。ブース名、気になった一点、話した相手の名前の3つで十分だ。「〇〇社、価格帯が想定より安い、担当は△△さん」くらいの短さでいい。書き取るのではなく口に出すだけなので、両手がふさがっていても、歩きながらでもできる。

ここで一つ、やりがちな失敗がある。1ブースごとに録音を切って、その都度AIの処理に出してしまうことだ。AIボイスメモアプリの多くは月あたりの処理回数に上限があり、1ブース1回で回していると、規模の大きい展示会では会場を半分も回らないうちに月の上限へ届いてしまう。おすすめは、1ブースごとに録音を区切らず、2〜4ブース分の感想をひとつの音声にまとめてから、区切りの良いタイミングでまとめて処理に出すやり方だ。午前の巡回、午後の巡回、くらいの粒度で分ければ、1日の展示会でも数回の処理で足りる。

会場を出てから、AIが数分でテキストに整える

会場にいるあいだにできるのは、声で残すところまでだ。ここで録った音声をその場でテキスト化してくれる機能は無い。会場を出たあと、録音した音声をAIボイスメモアプリに渡すと、数分ほどでブースごとの発言が文字起こしされ、要点が整理された形で届く。

歩きながらできることと、あとから任せられることを分けているだけで、実際にやっていることはシンプルだ。会場では聞くことと話すことに集中し、整理はすべて会場を出たあとに回す。この順番を逆にしようとすると、結局その場で立ち止まってスマホを操作することになり、最初の問題に逆戻りする。

送った音声は、AIの処理が終わると同時に自動で削除され、手元に残るのはテキストだけになる。録った声そのものを聞き返すための機能ではなく、あくまで記録をテキストへ変換するための一時的な入力だと考えたほうが実態に近い。

名刺の山を、その日のうちに「使えるメモ」に変える

会場から戻ると、名刺の束とテキスト化されたメモが手元に残る。ここから先は、アプリではなく自分の手を動かす作業になる。AIボイスメモアプリに名刺を読み取ってくれる機能があるわけではないので、名刺とメモの紐付けは自分でやる必要がある。

コツは、声で記録するときに社名や担当者名をできるだけ口に出しておくことだ。「〇〇社の△△さん」と名前まで吹き込んでおけば、あとでできたテキストの中にその名前がそのまま残る。名刺を話した順番に並べ、テキストを上から照らし合わせていけば、どの名刺がどの会話だったかは、思っているより迷わず戻ってくる。

この作業は、当日か翌日のうちに済ませるのがいい。1週間後にまとめて名刺を並べても、テキストに残っているのは言葉だけで、その場の空気までは思い出せない。当日の10分と、1週間後の1時間では、同じ作業でも重さがまるで違う。

声で記録する感覚を最初に覚えたのは

この分け方に最初に気づいたのは、学生時代に卒業論文のインタビュー調査をしていたときだった。相手の話を聞きながら一言一句書き取ろうとすると、相槌が遅れ、聞き返すタイミングを逃し、会話そのものが痩せていく。録音の許可をもらってからは、聞くことだけに専念できるようになった。

展示会のブースでも、起きていることは同じだ。書こうとする分だけ、聞く力が削られる。両手がふさがった状態でメモを取ろうとするのは、そもそも分の悪い戦いだった。書くのをやめて、聞くことと話すことだけに専念する。それだけで、手元の名刺の束は、ただの重みから記録の厚みに変わる。

まとめ

  • 展示会のメモは手書きでもタイピングでも間に合わない。ブースを離れた直後に数十秒声で吹き込むのが最も現実的
  • 1ブースごとに処理へ出さず、数ブース分をまとめて録音し、午前・午後などの単位でAIに渡すと処理回数を無駄にしない
  • 会場ではAIがその場で処理してくれるわけではなく、会場を出たあとに渡して初めてテキストになる
  • 集めた名刺は話した順に並べ、テキスト化されたメモと当日中に照らし合わせると、記憶が新しいうちに紐付けられる

展示会の会場では、次のブースへの興味のほうが、メモを取る作業より常に優先されるべきだと思う。書く手間を減らすほど、目の前の説明に集中できる時間は長くなる。

スマホで録音するだけ、メモリスという選択肢

展示会の音声メモを手間なくテキストに変える方法として、私が使っているAIボイスメモアプリ「メモリス(Memolith)」を紹介する。

メモリスは、スマホで録音するだけでAIが文字起こし・要約を自動で作る iOS/Androidアプリだ。専用の機材はいらない。処理が始まるのは録音を終えたあとで、ブースを回りながら残した音声をアプリに渡すと、数分ほどで文字起こしと要約が仕上がる。会場にいるあいだはスマホを見続ける必要がなく、聞くことと話すことに集中できる。

展示会のメモ用途では、次の機能が特に役立つ。

  • 高精度の文字起こし:ブースの担当者の説明をテキスト化し、要点を整理してくれる
  • 認識ずれ検知:聞き取りが怪しい箇所を教えてくれるので、確認すべき場所がすぐ分かる
  • Ask Memolith:過去に処理した音声にAIで質問できる機能。「価格の相談に乗ってくれたブースはどこだったか」のように、あとから探すこともできる

対応形式はm4a・mp3・webm・mp4・wav・mpga・mpegと幅広く、録音アプリで残した音声ファイルをそのまま読み込める。送信した音声データは、AI処理が完了すると即時に自動削除される。料金は、無料トライアル(登録後3回まで+Ask Memolith)から始められ、続けるならエリート 830円/月(月20回)、エグゼクティブ 1,380円/月(月50回)という構成だ。数ブース分をまとめて1回にする使い方なら、1日の展示会でもこの回数の範囲で十分にまかなえる。

あわせて読みたい:

よくある質問

展示会でメモを取るとき、手書きとスマホどちらがいいですか?

手が塞がっている状況では、どちらも実質的に使いにくいです。ブースの担当者と名刺交換をしながらノートを広げるのは現実的ではなく、スマホに文字を打つのも移動中は立ち止まって操作する時間が必要になります。もっとも早く記録に残せるのは、ブースを離れた直後にスマホへ数十秒声で吹き込む方法です。ブース名・気になった一点・話した相手の名前を口に出すだけなら、歩きながらでもできます。

ブースを回るたびに毎回録音してAIに送った方がいいですか?

毎回送る必要はありません。AIボイスメモアプリは月ごとの処理回数に上限があるものが多く、1ブースごとに送っていると規模の大きい展示会では1日で使い切ってしまいます。おすすめは、1ブースごとに録音を切るのではなく、2〜4ブース分の感想をひとつの音声にまとめて、区切りの良いタイミングでまとめて処理に出すやり方です。午前と午後で分けるだけでも、十分に使い回せます。

音声メモと名刺はどうやって紐付ければいいですか?

AIボイスメモアプリ自体に名刺を読み取る機能があるわけではないので、紐付けは自分の手で行います。声で記録するときに『◯◯社の◯◯さん』と名前を口に出しておくと、後でできたテキストの中にその名前が残ります。集めた名刺を話した順に並べ、テキストを上から照らし合わせれば、どの名刺がどの会話だったかは意外と迷わず戻せます。

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