- Windows 11のプレビュー更新(KB5101684)に音声分離機能が段階展開で追加
- 周囲の声や雑音をマイク入力段で遮断し、話者の声だけを明瞭に拾う
- 段階展開のため反映時期はデバイスごとに異なる点に注意
Microsoftは7月28日(米国時間)、Windows 11 24H2および25H2向けにプレビュー更新プログラム「KB5101684」の配信を開始した。目玉は「音声アクセス」機能の一部として追加された音声分離で、PC Watchの報道によれば、マイクが拾う周囲の声や雑音を遮断し、ユーザー自身の声をより正確に捉える仕組みだという。前日の7月27日にInsider Previewの実験チャネルで先行配信されたばかりの機能が、早くも通常のプレビュー更新へ組み込まれた格好になる。
ここで見落としやすいのは、この処理がどちら側の音を扱っているかである。分離されるのは自分のマイクに入った雑音であって、通話相手のマイク環境や、会議を録音した音声ファイルにすでに乗ってしまった雑音ではない。つまり効くのは「自分の声を相手にどう届けるか」の場面で、録音物を後から整理する場面には及ばない。在宅勤務の会議で家族の声が入り込みやすい環境なら発言の明瞭さは改善されるだろうが、録音の聞き取りづらさそのものが解決するとは限らない、という線引きは持っておいたほうがいい。
もう一つ、この更新は「段階的な展開」に区分されている。同じWindows 11でも反映時期はデバイスによって前後する。同僚の環境ではまだ有効になっていない、という状況もしばらく続くはずで、当面はマイクの位置や静かな場所の確保といった環境側の工夫を手放さずにおくのが無難だ。
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