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2026年09月05日 13:24

Google翻訳、iOS/Androidに新機能2つ

執筆: Takumi(Memolith開発者)
メモリスメモリスによる要約
  • Androidはライブ翻訳をロック画面・マルチタスク中も継続実行できるようになった
  • iOSは受話口(イヤピース)からライブ翻訳の音声を直接聞けるようになった
  • Googleによるとライブ翻訳セッションの3分の1超が5分より長く続く

Googleは2026年9月4日、Google翻訳のモバイル版に2つのアップデートを導入すると発表した。

対象は翻訳したい相手の発話を音声でその場で訳す「ライブ翻訳」機能である。1つ目はAndroid向けで、画面をロックしたり別のアプリに切り替えたりしても、ライブ翻訳をバックグラウンドで動かし続けられるようになった。Googleはこの理由について、ライブ翻訳のセッションのうち3分の1超がすでに5分より長く続いていると説明している(Google公式ブログ)。短いフレーズのやり取りではなく、会話や講演を一定時間追いかける使い方が増えていたということだ。iOS版への対応は今後提供予定で、今回はAndroidのみの先行対応となる。

2つ目はiOS向けで、翻訳された音声をスマートフォンの受話口(耳に当てる部分のスピーカー)から直接聞けるようになった。この機能はAndroidではすでに提供されている。ヘッドホンが手元にないとき、スマートフォンを耳に当てるだけで翻訳音声を聞ける。Googleは、騒がしい空港のアナウンスを聞き取ったり、混雑したツアーで案内について行ったりする場面に向くと紹介している。

翻訳新機能の対応状況。バックグラウンド継続(Android)は○、バックグラウンド継続(iOS)は×、受話口再生(Android)は○、受話口再生(iOS)は○

出張や商談、現地でのインタビューのように、通訳を介さず自分の耳で外国語をやり取りする場面では、この2つの変更はそのまま作業のしやすさに直結する。ロック画面のまま翻訳を回し続けられれば、スマートフォンを操作するたびに会話が途切れる不便が減る。受話口経由の再生は、スピーカーで音を出しにくい静かな会議室や、逆に周囲が騒がしい現場のどちらでも使える選択肢になる。

こうした音声のやり取りは、翻訳し終えた後に記録として残るとは限らない。ライブ翻訳はその場で聞き取るための機能であり、聞き逃した部分を後から見返す仕組みは別に用意する必要がある。会議や商談の音声を録音しておき、終了後にAIボイスメモのメモリスに渡せば、発言をまとめてテキスト化して読み返せる。

バックグラウンド継続実行の追加は、ライブ翻訳を単発のフレーズ確認用ではなく、会議やツアー全体を通しで回すための機能として使うべきだという判断を後押しする。Googleが示した、セッションの3分の1超が5分より長く続いているという数字は、すでに多くの利用が短い一言二言のやり取りを超えていることを意味する。であれば、翻訳アプリを都度開き直す運用よりも、通しで動かしたまま画面を他の作業に切り替える使い方に切り替える方が、実際の会話の長さに合っている。ただしiOSでのバックグラウンド対応は今回まだ提供されておらず、Androidと同じ運用に揃えられるのは対応が届いてからになる点は踏まえておく必要がある。

受話口からの再生対応は、翻訳音声をどこで再生するかという選択を利用者に返したという点で意味がある。Googleが挙げた騒がしい空港やツアーの案内のような場面では、スピーカー再生では周囲の音に負けて聞き取りにくく、ヘッドホンを毎回用意できるとも限らない。受話口を使えば、通話するときと同じ動作で翻訳音声を聞けるため、機材を持たずに移動する出張や視察のような場面ほど恩恵が大きい。翻訳アプリを選ぶ際は、対応言語の広さだけでなく、こうした再生手段の選択肢があるかどうかも比較の基準に加えてよい。

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