- MVP思考は完璧を目指す前に必要最小限の形で試し、反応から学ぶ考え方
- 企画会議が「何を足すか」に偏ったとき、「削って早く試す」方向に戻す視点になる
- 小さく試した結果と反応は、次の企画会議のために正確に記録しておく価値がある
新しい企画の会議で、「あの機能もあった方がいい」「この画面も作っておこう」と、どんどん要件が膨らんでいく。結局、最初のリリースまでに何か月もかかり、出したときにはもう状況が変わっている。企画会議でよく起きる失敗だ。
MVP思考は、この膨張を止めるための考え方だ。MVP(Minimum Viable Product、実用最小限の製品)という概念に基づき、完璧な状態を目指す前に、まず必要最小限の形で世に出し、実際の反応から学んでいく。起業家のエリック・リースが自著『リーンスタートアップ』で広めた考え方で、今では新規事業だけでなく、社内の企画や施策全般にも応用されている。
MVP思考の考え方
まず、検証したい仮説を一つに絞る
「このサービスは本当に求められているのか」「この機能は使われるのか」といった、確かめたい仮説を先に一つに絞る。仮説が複数あると、何を作れば検証できるのかがぼやけてしまう。
仮説を確かめるために、必要最小限は何かを考える
その仮説を確かめるために、本当に必要な要素だけを洗い出す。デザインの美しさや機能の網羅性は、この段階では後回しにする。
小さく試して、実際の反応を見る
完成品ではなく、検証に足りる最小限のものを、実際のユーザーや対象者に触れてもらう。
反応から学び、次の一手を決める
得られた反応をもとに、当初の仮説が正しかったか、何を修正すべきかを判断する。ここで初めて、機能を足すかどうかの議論に戻る。
MVP思考を使うときに気をつけたいこと
MVP思考は「とりあえず雑に作る」という意味ではない。何でも良いから小さく作ってしまうと、反応を見ても何を学べたのかが分からなくなる。「何を検証したいのか」という仮説を先に明確にすることが、MVP思考を機能させる前提になる。
企画会議で議論が「あれも足そう、これも足そう」という方向に傾いたときは、「今回、本当に確かめたいことは何ですか」と一度問い直すとよい。この問いに立ち返ると、不要な機能が自然と削ぎ落とされ、議論が前に進みやすくなる。
小さく試した結果ほど、次に活かされないまま消える
MVPとして小さく試した結果は、次の企画を考えるうえで貴重な材料になる。ところが「思ったより反応が薄かった」「この部分だけ好評だった」といった感触は、会議の場で口頭のまま流れてしまい、次の会議までに忘れられていることが多い。
企画会議を録音しておけば、この学びを取りこぼさずに残せる。メモリス(Memolith)はスマホで録音するだけで、AIが議事録の下書きを自動で作るアプリだ。録音が終わったあとにAIが処理する流れなので、会議中は仮説と検証結果の議論そのものに集中できる。次の企画会議の前に議事録を見返せば、「前回何を検証して、どんな反応だったか」を正確に思い出せる。
料金は無料トライアル(登録後3回まで+Ask Memolith)から試せる。続けるならエリート830円/月(月20回)、エグゼクティブ1,380円/月(月50回)。
まとめ
- MVP思考は完璧を目指す前に必要最小限の形で試し、実際の反応から学ぶ考え方
- 検証したい仮説を先に一つに絞ることが、MVP思考を機能させる前提になる
- 小さく試した結果は記憶に頼らず記録し、次の企画会議に正確に持ち越す
次の企画会議で機能が膨らみそうになったら、「今回、本当に検証したいことは何か」と一度立ち止まって問い直してみてほしい。議論の進み方が変わるはずだ。
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よくある質問
MVP思考とは 何ですか?
MVP(Minimum Viable Product、実用最小限の製品)という考え方に基づき、完璧な状態を目指す前に、まず必要最小限の形で世に出し、実際のユーザーの反応から学んでいく思考法です。起業家のエリック・リースが自著『リーンスタートアップ』で広めた概念で、今では新規事業だけでなく、社内の企画や施策全般にも応用されています。
MVP思考は どんな 場面で 使えますか?
新しい企画やサービスを検討する会議で、『まず何を作るべきか』を議論する場面に向いています。特に、あれもこれも機能を足そうとして議論が止まったときに、『今、本当に検証したいことは何か』へ視点を戻すために使えます。
MVP思考と『とりあえず 作ってみる』はどう 違いますか?
MVP思考は、何でも良いから小さく作るという意味ではありません。『何を検証したいのか』という仮説を先に明確にし、その仮説を確かめるために必要最小限な形を設計する点が異なります。仮説が無いまま作ったものは、反応を見ても何を学べたのか分からなくなります。