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2026年08月21日 10:20

なぜなぜ分析とは|原因を掘り下げる質問法

執筆: Takumi(Memolith開発者)
メモリスメモリスによる要約
  • なぜなぜ分析は「なぜ」を繰り返し問い、真因にたどり着くまで掘り下げる手法
  • 個人の責任追及ではなく、仕組みの不備を見つけることが本来の目的
  • 掘り下げの過程は発言者の言葉のまま残す方が、後から検証しやすい

トラブルの再発防止会議で、「担当者の確認不足が原因でした。今後は気をつけます」で終わってしまう。数か月後、似たようなトラブルがまた起きる。原因が「気をつける」レベルで止まっていたことが理由だ。

なぜなぜ分析は、この手の表面的な原因分析から一歩先に進むための手法だ。ある問題が起きたときに「なぜ」を繰り返し問いかけ、表面的な事象の裏にある真因にたどり着くまで掘り下げる。トヨタ生産方式の中で体系化された考え方で、「なぜを5回繰り返す」としばしば言われるが、回数自体に厳密な決まりがあるわけではない。5回で真因に届くこともあれば、3回で十分なこともある。

なぜなぜ分析の進め方

1. 起きた事象を、事実として一つに絞る

まず「何が起きたか」を、憶測を交えず事実だけで一文にする。「担当者がミスをした」のような人の責任に寄せた書き方ではなく、「確認のステップが実行されなかった」のように、事象そのものを記述する。

2. その事象に対して「なぜ」を問う

「なぜ確認のステップが実行されなかったのか」を問い、出てきた答えを次の起点にする。

3. 出てきた答えに、再び「なぜ」を問う

「確認のチェックリストが最新版ではなかった」という答えが出たら、「なぜ最新版ではなかったのか」とさらに掘り下げる。

4. 「対策できる仕組み」に届くまで繰り返す

「担当者の意識」のような、対策のしようがない答えで止まっていないかを確認する。「チェックリストの更新を誰も担当していなかった」のように、具体的な仕組みの不備に届いたら、そこが対策すべき真因になる。

なぜなぜ分析を使うときに気をつけたいこと

最も陥りやすい失敗は、掘り下げの途中で「本人の注意不足」のような、個人の責任に原因を落とし込んで止めてしまうことだ。ここで止まると、対策は「今後は気をつける」という精神論にしかならず、再発防止にはつながらない。なぜなぜ分析の目的は個人を責めることではなく、仕組みの不備を見つけることにある。掘り下げの答えが個人の性質に触れそうになったら、「なぜその状況で確認しづらかったのか」と、仕組み側に視点を戻すとよい。

また、「なぜ」を一人だけで繰り返すと、都合の良い答えに誘導してしまいがちだ。可能であれば複数人で行い、それぞれの「なぜ」への答えが本当に妥当かを検証し合う方が、真因にたどり着きやすくなる。

掘り下げの過程は、発言のまま残す方がいい

なぜなぜ分析は、途中の「なぜ」への答えを誰がどう言ったかという、掘り下げの過程そのものに価値がある。あとで「本当にこの真因で合っているか」を再検証するとき、要約されたメモよりも、当時の発言そのものを見返せる方が確実だ。

そこで役立つのが、振り返りの場を録音しておく方法だ。メモリス(Memolith)はスマホで録音するだけで、AIが議事録の下書きを自動で作るアプリだ。録音が終わったあとにAIが処理する流れなので、掘り下げの議論そのものに集中しながら、あとから正確に過程を追い直せる。

料金は無料トライアル(登録後3回まで+Ask Memolith)から試せる。続けるならエリート830円/月(月20回)、エグゼクティブ1,380円/月(月50回)。

まとめ

  • なぜなぜ分析は「なぜ」を繰り返し問い、表面的な事象の裏にある真因にたどり着くまで掘り下げる手法
  • 個人の責任追及で止めず、対策できる仕組みの不備に届くまで続けることが本質
  • 掘り下げの過程は発言のまま残す方が、後から真因の妥当性を検証しやすい

次にトラブルの振り返りをするときは、「担当者の確認不足」で終わらせず、もう一段「なぜ」を重ねてみてほしい。対策の質が変わるはずだ。

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よくある質問

なぜなぜ分析とは何ですか?

ある問題が起きたときに『なぜ』を繰り返し問いかけ、表面的な事象の裏にある真因を突き止める手法です。トヨタ生産方式の中で体系化された考え方で、『なぜを5回繰り返す』としばしば言われますが、回数自体に厳密な決まりはなく、真因にたどり着くまで続けることが本質です。

なぜなぜ分析はどんな場面で使えますか?

業務でのミスやトラブルの再発防止策を考える場面、顧客からのクレームの原因を調べる場面など、『なぜこの問題が起きたのか』を明らかにしたい場面全般で使えます。個人の失敗を責める場ではなく、仕組みの不備を見つける場として使うのがポイントです。

なぜなぜ分析とロジックツリーはどう違いますか?

なぜなぜ分析は、一つの原因を一本の線で深く掘り下げていく手法です。一方ロジックツリーは、一つの課題を複数の要因に枝分かれさせながら整理する手法で、幅広く要因を洗い出したいときに向いています。原因を一つずつ深く追うか、複数の要因を横に広げて整理するかという違いがあります。

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