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2026年06月26日

議事録とは?目的・役割・必須項目を基礎から解説

この記事の要点

議事録とは、会議で「決まったこと」と「次にやること」を関係者が後から確認できる形で残す公式の記録です。発言を一字一句書き写すメモとは違い、決定事項とネクストアクションを明確にして次の行動につなげることが目的です。会議名・日時・参加者・議題・決定事項・ToDo・保留事項の7項目を押さえれば、役割を果たす議事録になります。

「議事録、お願いね」と言われて、何を書けばいいのか戸惑った経験はありませんか。

会議が終わるたびに作られる議事録。社会人なら一度は目にしているはずなのに、いざ「議事録とは何か」と問われると、うまく説明できない人は意外と多いものです。メモとは何が違うのか、何のために残すのか、最低限どこまで書けばいいのか。なんとなく書いてはいるけれど、自信を持って答えられない。

私自身、新人時代に「これメモだよね、議事録じゃない」と先輩に言われて、何が足りないのか分からず固まったことがあります。そのときに教わったのが、「議事録は自分のためじゃなく、会議にいなかった人のために書くもの」という一言でした。この視点を持った瞬間、書くべきものがすっと見えるようになったのを今でも覚えています。

この記事では、議事録という言葉の意味を、「目的」「役割」「必須項目」という基礎から整理します。具体的な書き方のテクニックは別記事に譲り、ここではまず「議事録とは何か」をしっかり理解できることをゴールにします。読み終えるころには、次に議事録を頼まれても迷わなくなるはずです。

議事録とは?まずは結論から

最初に答えをお伝えします。

議事録とは、会議や打ち合わせで話し合われた内容のうち、決定事項や次のアクションといった重要なポイントを、関係者が後から確認できる形にまとめた公式の記録のことです。

ここで大切なのは、議事録が「会話の全文記録」ではないという点です。発言を一言一句書き写すのは、後で触れる「文字起こし」であって、議事録ではありません。議事録の本質は、たくさんの会話の中から「決まったこと」と「やるべきこと」を抜き出して、誰が読んでも分かる形に整理することにあります。

つまり議事録とは、「記録」であると同時に「次の行動につなげるための道具」でもあるのです。

議事録の目的:なぜ作るのか

「とりあえず慣習だから作っている」という会議も少なくありません。しかし議事録には、はっきりとした目的があります。大きく分けて3つです。

1. 決定事項を共有するため

会議に出ていた人も、出ていなかった人も、「結局この会議で何が決まったのか」を正確に把握できるようにする。これが議事録の最も基本的な役割です。口頭で共有しただけでは、人によって記憶が食い違ったり、伝言の途中で内容が変わったりします。文字として残すことで、関係者全員が同じ結論を共有できます。

2. ネクストアクションを明確にするため

会議は「話して終わり」では意味がありません。誰が、いつまでに、何をするのかを明確にして初めて、物事が前に進みます。議事録にネクストアクション(ToDo)を書き残すことで、タスクの抜け漏れを防ぎ、次回の会議で進捗を確認する基準にもなります。

3. 証跡(エビデンス)を残すため

「あのとき、こう決めたはずだ」「いや、そんな話は聞いていない」。ビジネスの現場では、こうした「言った・言わない」のトラブルがしばしば起こります。議事録は、合意した内容を客観的に証明する証跡になります。後から見返したときに事実関係をはっきりさせられることは、地味ですが非常に重要な役割です。

この3つを一言でまとめるなら、議事録の目的は「会議の結果を、次の行動と将来の確認につなげること」です。逆に言えば、後で見返したときに次の行動が分からない議事録は、目的を果たせていないことになります。

議事録とメモ・文字起こしの違い

「議事録とは何か」を理解するには、よく似た言葉との違いを整理するのが近道です。

議事録とメモの違い

メモは、自分が後で思い出すための個人的な覚え書きです。読み手は基本的に自分だけなので、書き方も内容も自由で、自分さえ分かればキーワードの羅列でも構いません。

一方、議事録は関係者全員が読むことを前提とした公式の記録です。会議に出ていない人が読んでも内容が分かること、決定事項や担当・期限が正確であることが求められます。つまり、「誰のために書くか」と「正確性への責任」が、メモと議事録の決定的な違いです。

この違いをもう少し掘り下げた解説は、議事録とメモの違いで整理しています。「自分のメモを提出したら議事録として認めてもらえなかった」という方は、あわせて読んでみてください。

議事録と文字起こしの違い

文字起こしは、音声をそのまま漏れなくテキストに変換した記録です。発言のすべてが時系列で残るため情報量は多いものの、どこが重要なのかは読み手が自分で判断しなければなりません。

議事録は、その情報の中から重要な点だけを抜き出し、構造化したものです。最近はAIで文字起こしをしてから議事録に編集する流れが一般的になっていますが、文字起こしは素材、議事録は完成品と整理すると分かりやすくなります。

議事録に書くべき必須項目

では、議事録には具体的に何を書けばいいのでしょうか。最低限、次の7項目を押さえておけば「役割を果たす議事録」になります。

項目 内容 ポイント
会議名 何の会議か 一目で内容が分かる名前にする
日時 開催日と時間 後から時系列を追えるように
参加者 出席メンバー 欠席者も書くと親切
議題(アジェンダ) 話し合うテーマ 何について話す場だったか
決定事項 決まったこと 最重要。結論を明確に
ネクストアクション 誰が・いつまでに・何を 担当と期限をセットで
保留・検討事項 持ち越したこと 次回への引き継ぎになる

この中でも「決定事項」と「ネクストアクション」が議事録の心臓部です。極端に言えば、他の項目が多少欠けていても、この2つさえ正確に書けていれば議事録としての価値はあります。逆に、議論の経緯を延々と書いても、結論とToDoが分からなければ「使えない議事録」になってしまいます。

なお、これらの項目をどう書けば読みやすく評価されるかという具体的なテクニック(結論ファーストの書き方、文体、会議中のメモの取り方など)は、議事録の書き方のコツで詳しく解説しています。本記事で「議事録とは何か」を理解したら、次のステップとしてそちらを読むと、実際に書けるようになります。

議事録は「誰が」作るのか

「議事録は誰が書くべきか」という疑問もよく聞かれます。

結論から言うと、明確な決まりはありません。慣習として若手が担当することが多いですが、会議の主催者や担当者が自分で書くケースも普通にあります。大事なのは作成者の役職や年次ではなく、決定事項を正確に記録し、関係者が次の行動に移れる内容にすることです。

ただ、ここに一つ落とし穴があります。会議中に必死でメモを取ろうとすると、議論に集中できなくなるのです。発言を聞き漏らすまいとタイピングに気を取られ、肝心の「考えること」「発言すること」がおろそかになる。私自身、書記を任されるたびにこのジレンマに悩まされてきました。

だからこそ近年は、記録そのものはツールに任せ、人は会議への参加と最終確認に集中するという考え方が広がっています。

記録はツールに任せ、人は判断に集中する

ここで、私が実際に使っている方法を紹介します。

会議の音声をスマホで録音し、AIに議事録の下書きを自動で作ってもらう。人がやるのは、出来上がった下書きを確認して、決定事項とToDoを微修正することだけ。この役割分担にしてから、会議中は議論そのものに集中できるようになり、議事録作成にかかる時間も大幅に減りました。

私たちが開発しているメモリス(Memolith)は、まさにこの使い方のためのアプリです。スマホで録音するだけで、AIが要約された議事録の下書きを自動作成します。専用のレコーダーなどは不要で、iPhoneでもAndroidでも、アプリを起動して録音ボタンを押すだけ。日本語・英語に対応し、録音した音声はAIの処理が終わると即時に自動削除される設計なので、機密性の高い会議でも使いやすくなっています。

登録後は3回まで無料で議事録作成を試せます。「議事録を書くために会議に集中できない」というジレンマに心当たりがあれば、一度体験してみてください。

※料金やプラン、対応機能は変わることがあります。最新の内容は公式情報をあわせてご確認ください。

まとめ:議事録とは「次の行動につなげる公式の記録」

最後に、この記事のポイントを振り返ります。

  • 議事録とは、会議の決定事項や次のアクションを、関係者が後から確認できる形にまとめた公式の記録のこと。
  • 目的は、(1)決定事項の共有、(2)ネクストアクションの明確化、(3)証跡の確保の3つ。
  • メモとの違いは「誰のために書くか」、文字起こしとの違いは「素材か完成品か」。
  • 必須項目は7つ。中でも決定事項とネクストアクションが心臓部。

「議事録とは何か」が腹落ちすれば、あとは書くだけです。実際の書き方は議事録の書き方のコツへ進み、記録の手間そのものを減らしたくなったらメモリス(Memolith)を試してみてください。会議の時間が、「記録に追われる時間」から「考えて決める時間」に変わっていくはずです。

よくある質問

議事録とは何ですか?

議事録とは、会議や打ち合わせで話し合われた内容のうち、決定事項や次のアクションなど重要なポイントを、関係者が後から確認できる形にまとめた公式の記録です。会話のすべてを書き写すものではなく、何が決まり、誰がいつまでに何をするのかを残すことが目的です。

議事録とメモの違いは何ですか?

メモは自分が後で思い出すための個人的な覚え書きで、書き方も内容も自由です。一方、議事録は会議に参加していない人も含めた関係者全員が読むことを前提とした公式の記録で、決定事項や担当・期限を正確に共有する責任を持ちます。読み手の範囲と正確性への要求が大きく異なります。

議事録には最低限どんな項目を書けばよいですか?

会議名、日時、参加者、議題、決定事項、ネクストアクション(担当者と期限)、保留・検討事項の7つが基本です。特に決定事項とネクストアクションは議事録の中心であり、これが抜けると「何が決まったのか分からない」記録になってしまいます。

議事録は何のために作るのですか?

主な目的は3つです。決定事項を関係者で共有すること、誰がいつまでに何をするか(ネクストアクション)を明確にすること、そして「言った・言わない」のトラブルを防ぐ証跡を残すことです。最終的には会議の結果を次の行動につなげることが議事録の役割です。

議事録は誰が作成するのですか?

明確な決まりはありませんが、一般的には会議の進行を担当しない若手や、その会議の主催者・担当者が書くことが多いです。重要なのは作成者の役職ではなく、決定事項を正確に記録し、関係者が次の行動に移れる内容にすることです。近年はAIで自動作成し、人は確認だけを行う方法も広がっています。

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